表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試作詩作  作者: 時雨良明
42/400

黒くなる

黒に埋め尽くされる

私は黒で

あなたも黒くて

空を飛んでた鳥たちも

もはや黒い影になってしまった

世界のどこにでもある黒い色が

私の視界を埋め尽くす


光が見えない

黒しか見えない

違う、光も黒いんだ

世界の全部が例外なく黒い

私の手も見てみたら黒かった

私の身体も真っ黒に染まっていて

随分と遠いところにきたな、と

しみじみしながら悲しくなる


黒の奔流に飲み込まれて

私はみんなと一緒になる

黒く染まった私たち

もう恐怖すら感じない










黒くて黒くて気持ち悪い。でも白が本当にいいことですか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ