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試作詩作  作者: 時雨良明
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奪われる

私が振るい落とされる

私が消え去っていく

私が食いつぶされていく

最後に私は痛い痛いと残す


痛い痛いよと言い残した後

私は新たな誰かに変わったようで

しつこい私はその誰かを追い出そうとする

誰かが見てもわからないかもしれないけれど

私たちにとっては大きな違いで

体を奪われるわけにはいかないのだ


でも体を託せる相手なんていただろうか?

私が死ぬことをよしとしないのだから

結局は体を託すことなどない

私はいつまでも私でいたいのだから

結局はわがままなだけの私


そんな私も最後には消え去って

後味の悪さを噛み締めながら

明日を生きる誰かがいる

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