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愛の中で
愛の骸を掲げた猫がいる
痛々しいほど寂しそうに涙をこらえて
しかし歩き去っていった
その暗い輝きに僕は涙を流して
天使が暗い輝きを殺しにかかる
僕は涙を流しながら見ている
あっという間に骸が二つ
でも天使も粋な計らいをするもので
隣り合わせにお墓を作って去っていく
そこにどこか愛を感じて
私は静かに立ち去った
久しぶりに字数稼ぎをします。Twitterで友達が宣伝してくれるそうで。140字制限だとこんな感じかなって。ちなみに「私」と「僕」は別人です。こんなに登場人物が多い作品は初めてで。でも17字オーバー。完成したし良い作品だから載せておく。