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砕け散った砂時計
指先に絡めた永遠
季節が巡って
蝋燭の火が消えるように溶けていって
今はもう感じ取ることができない
君と繋いだ手が解けるなら
君との思い出も消えていく
今を生きる僕らは
失ったものを思い返すことすらできない
僕が抱えた今
半分が嘘で半分が空白
つぎはぎの歴史を紐解けば
誓った永遠という嘘が見つかる
傷の数だけ思い出があったら
幸せ色に染められたはずの
まだら模様にくっついた目は
僕を睨んだ
字数稼ぎ。
好きになったり嫌いになったり。記録してくれる人がいないとどんどんいろんなものが消えていくんだ。僕だって覚えてたいよ。




