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試作詩作  作者: 時雨良明
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閉じた瞳

目を閉じたまま私は叫ぶ

目を開ける勇気もないのに叫びをあげる

私は今どこにいますか

私は今何をしてますか

そう何度も何度も叫びをあげる

目を開けるだけでわかるのに

そんなことすらしないくせに

それでも知りたいと泣き叫ぶ


知りたい知りたいと叫んでいる

でも目を開けることすらしない

本当に知りたがってましたか?

少し不安になってくる


不安になったままでいいのですか

勇気を示す方法はただ一つ

その一つが酷く難しくて

私はいつまでも足踏みを続けていた


もういい加減目を開こう

周りから声がする

もういい加減目を開こう

私はその言葉を信じた


そうして目を見開いたとき

私は自分が誰かを悟る

私は今どこにいますか

「ここに」

私は今何をしてますか

「私は」

そんな問いの答えを見つけた

「生きていた」


だから、さよなら

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