287/400
そっとシャボン玉を見送る
触れれば儚く消えていく泡
シャボン玉の中に浮かぶ景色
触れたい気持ちをこらえて立ち去る
思いを乗せたシャボン玉は
触れたらきっと割れてしまう
その向こうに見えた誰かの笑顔
それは知らないはずなのに
手を伸ばしたくなるほど魅力的で
それをこらえた手のひらに
爪の痕が残っていた
それは叶わぬ泡沫の夢
雲ひとつない青空を見上げて
誰かの慟哭を静かにあげる
触れれば必ず消えていく。届かない世界との架け橋。触れた手の裏側にある痛み。誰かの笑顔がとても眩しい。
触れれば儚く消えていく泡
シャボン玉の中に浮かぶ景色
触れたい気持ちをこらえて立ち去る
思いを乗せたシャボン玉は
触れたらきっと割れてしまう
その向こうに見えた誰かの笑顔
それは知らないはずなのに
手を伸ばしたくなるほど魅力的で
それをこらえた手のひらに
爪の痕が残っていた
それは叶わぬ泡沫の夢
雲ひとつない青空を見上げて
誰かの慟哭を静かにあげる
触れれば必ず消えていく。届かない世界との架け橋。触れた手の裏側にある痛み。誰かの笑顔がとても眩しい。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。