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試作詩作  作者: 時雨良明
254/400

途切れる関係

千切る。千切る千切る千切る千切る引き千切る。

そう、全部引き千切った。『私』と『彼ら』にあった関係は全て。失った、なくした、消えていった…そんなじゃない。自分の手で切り取って自分の手で壊して自分の手で黒いペンキを塗るようにぐちゃぐちゃにしてばらばらにした。


…それで達成感の一つでもあればよかったのに。満足感でもいい、充実感でもいい、幸福感でも解放感でもいい。何か一つでもあればよかったのに。何一つとして心が動かない。動け、動け、動け動け動け…動くわけない。

小説を書くつもりで書いてみた。そしたらかなり詩っぽかった。だから投稿した。

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