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夢の中で
悪魔が襲いかかってきた日
私は空想に逃げ出した
私の世界には幸せだけが詰まってる
義務なんて野暮な言葉はいらない
私の世界には楽しさだけが詰まってる
不幸なんて邪魔の極みは排除しちゃえ
そうして作られた楽園に閉じこもる
何一つ不幸なことがなく
何一つ辛いこともない
そうして私は徐々に腐って行った
夢の世界に終わりが訪れる
それは何気ないことのようで
真実防ぎようのないもので
でも空想が終わるのは当然のこと
腐った私は放り出された
世界は私に優しくない
私を鎖が縛り付け
私は身動き一つ取れずに
ただただ仕事をしているだけ
そうして私はもう一度
空想に逃げ込むのだ
よしゅーるさんからの要望に応えて。お金のために働きたくない。大切な人のために働きたい。そんな優しい空想を描きました。