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試作詩作  作者: 時雨良明
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欠陥品が願いを歌い

欠陥品が人を信じた

きっとあなたは羽ばたける

私よりも遠くまで

あなたならばいつの日にか

私よりも遠くまでたどり着けるだろう

だから私は思いを託すのだ

「ありがとう」という言葉に

抑えきれない羨望を隠して


私は儚いと知っていながら願うのだ

いつの日にかあなたの輝きが

私のことを変えてくれると

あなたに照らされた私は

いつか欠陥品ではなくなると

でもそんなことは起こらない

だからあなたに願いを託した

あなたの夢を叶えてください

そして最後に私のことを思い出してください

あなたを思った私がいました

それだけで私は十分です

隠しきれない痛みを押し隠しながら

私は涙を隠して、静かに思いを募らせる


私は涙を流した

あなたが私のことを忘れてしまったから

私はとても寂しくて、孤独で

でも笑いながら言いました


「あなたは悪くない

きっともとより叶わぬ願いだったんだ」

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