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試作詩作  作者: 時雨良明
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悲鳴が遠のき

今途切れた

瞬間世界は輝きを取り戻す

悲しみを忘れ去って

涙を一滴残しながら


私の嘆きが世界から消え去る

世界はまた一つ幸せを手にする

私は不要な物体だ

世界を暗くすることしかできない


私の心が世界から消え去る

世界はまた一人人間を失う

それでも世界は回り続ける

何事もなかったかのように


私の命が世界から消え去る

世界は私のための涙を残してくれる

涙は世界にきらめいて

一瞬輝いてすぐ消えた


私がどんな存在でも

消え去るときには世界は涙を流すだけ

私はなんにもしてあげられない

私は無力だ、とても無価値だ


私の命が消え去る瞬間

一筋涙を残せたら

それはどんなにすばらしいだろう

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