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試作詩作  作者: 時雨良明
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演目「ハッピー」

義務感が楽しさを生み落とす瞬間

その瞬間に一筋涙がこぼれ落ちた


楽しい、と最後に感じたのはいつだったか

私は楽しさを忘れて生きてきた

常に楽しさに飢えながら

私なりに楽しさを探して生きてきた

でもかけらすら見当たらない


楽しさのかけらをください

みんなに頼んでみたこともありました

誰もがそんなものを知らないって言うのに

どこか楽しそうに過ごしていて

私はとても羨ましそうに眺めてました


楽しいってなんだったっけ

みんなに聞いて回ったこともありました

みんなが口を揃えて知らないって言うのに

みんな笑顔で楽しそうで

私は悲しくなりながら一人寂しさをこらえてました


みんなは笑顔で楽しそうで

羨ましいって強く思います

私は作った笑顔で楽しいふりをして

内心の寂しさをこらえてました


作った笑顔はやがて本物のように張り付いて

いつのまにかはがれなくなっていて

私は泣きながら言いました


「とても楽しい1日でした

これからもよろしくね」

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