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ひとすじの涙
気がつけば、死んでしまうことを考えている自分がいて
でも、死ぬ勇気なんて自分にはなくて
じゃあ生きる?って聞かれたらもう嫌って答えて
何をしてたのかな…今まで
何にもわからないままこの場所でひとり無慈悲さを直視している
ここにいるわたしはきっといらない子
わたしより優れた人がたくさんいる
だから死んでも構わないよね
きっと誰も気にやしないさ
あなただって三日も経てばわたしのことなんて忘れるでしょ
結局わたしはひとりぼっち
誰も友達なんていなかったさ
ひとりぼっちは寂しいけど
これから死ぬなら関係ないよね
ひとりぼっちは寂しいから
涙が溢れて止まらないんだ
涙が止まったら死のうかな
きっとその頃には整理もつくでしょう
わたしの涙はどこにも届くことなく消えていった