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試作詩作  作者: 時雨良明
198/400

地獄の奥底、溶け合うわたし

涙も血も雨も止まない

わたしの手の甲から流れ出す血が涙と混ざって、雨と混ざって

わたしの瞳を赤く染め上げるから


溶け出す血の飴

傷ついた心に染み込む鉄の匂い

涙が雨と混ざって僕の心を染め上げる

僕の涙と僕の血と、あなたの涙とあなたの血と…そして雨が混ざり合うから


ここに溶け合う僕らの心

ここに混ざり合うわたしたちの地獄

この牢屋の中に混ざり合う世界の景色が変わらない、変わらない!


涙も血も雨も未だ止む日を知らない


………

……

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