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試作詩作  作者: 時雨良明
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死神さん

『死のっか』

街中で唐突に言われたその言葉が

僕の脳裏に焼き付いて離れないんだ


死ぬのは怖いですか?

死んだ後にニューゲームなんてきっと待ってないよね

でも何にも残ってない僕のその最後のかけらまで

なんの意味もなく消えて行くと思うと涙が出そうで、でも出てくれなくて

辛いんだ…辛いんだよ


街中ですれ違ったあなたは何を思って僕に語りかけてきたのでしょうか

もしかしたら僕に話しかけてきたわけじゃないのかもしれない

けれど、僕の心の芯に届いたあの言葉は呪いのように張り付いて剥がれません


勘違いして欲しくないから言うけれど別に恨んでるわけじゃないんです

むしろ感謝しているとも言っていい

僕に見えなかった、わたしには見えなかったその事実を見せつけてくれたから

それで悩んでるのはきっとわたしが弱いから


このまま死んでゆくのは寂しいけれど、同時に初めて生きて入られたと思うから

恨みと感謝の踊り食いをしてほしい


わたしにとっての死神さん

わたしはあなたのことをいつまでも覚えているよ

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