表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試作詩作  作者: 時雨良明
19/400

人生

テストが始まる

時計の音が鳴り響き

世界が一つの問題を提示する

「幸福になるには何をすべきか」


人々は必死になって問題を解き始める

けれどもやがて問題の内容を忘れ

いつのまにかただしたいように生き始める

しかし彼らは幸福だ

この問題を解いたのだ


しかし私は悩んでる

いつまで経っても進めない

問題にただ真剣に取り組んでいる

そんな私は愚かである

もう気づいているのに変わらない


私よ、もっと自由であれ

しかし私は変わらない


私よ、何も考えるな

問題がそこにあるのに?


私よ、もっと何気なくあれ

いったいどうするのが何気ないこと?


私よ、もっと自由であれ

自由とは一体なんのこと?


そんな私だけがこの問題を解けない

私だけが一人取り残されている

真面目な私が馬鹿を見る

一体どうしてだったのか


未だ私は悩み続けて

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ