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試作詩作  作者: 時雨良明
187/400

涙が流れていくのは…なぜ?

好きは涙の結晶

一滴の涙の結晶が今もわたしの部屋に飾られてる

それを見るたびいつも思う

嬉し涙だったらどれだけいいことかなって

ここにある涙はぜんぶ悲恋の結晶

好きだって言ったのに一度だって嘘はないんだよ

愛してるって言葉はぜんぶ心からの言葉だったんだよ

実らなかった悔し涙も

届かなかったあの泣き顔も

わたしの中には無数に仕舞われてて

飾られた涙は見るたびに寂しくなるほど美しくて、切なくなるほど輝いてて

あの一瞬、報われなかったけど僕は幸せだった


だからこそそれが嬉し涙に変わる日があったらよかったのにね

届かない時間と届いてと願った手は両方今もこの場所に磔にされたままで

笑顔は果てしなく遠いよ

遠くて遠くて届かないよ

そうしてこのままさよならだけが積み重なって


好きは涙の結晶

届かなかった手にもこの涙が通ってる

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