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試作詩作  作者: 時雨良明
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日また日

何がきっかけだったかはわからない

ただ突然日常を送れなくなった

学校に行けない

食欲もわかない

人と話すこともなくなった

まさしくそれは空隙という悪魔の所業だった

ほんとうにふと、日常の切れ目に訪れて

繋がっていたはずの感情を喰らって去っていく


そして一度途切れたら取り戻すことができない

いつも通りにしてた生きること

それをもう一度行う気力が湧かない

空隙という悪魔に食われて

私はもう立ち上がることすらできない

そんな日々を一年過ごした頃

何もしない自分に耐えきれなくなって


生きて、みようかな

小さく呟いた

誰に言うわけでもなかったけど

小さな、決意

それできっと十分だから

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