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試作詩作  作者: 時雨良明
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瞳の神秘

私の目に映る景色は

あなたの目に映るそれと一体どれほど違うだろう

うつむいたままの目にはただ

アスファルトの色だけが残っていた


等身大の自分の目に映った景色は

いつもよりはるかに雄大に見えた

列車越しの景色より

飛行機越しの景色より

ずっとずっと雄大に見えた


大人になった私の目には

今日と同じく映るのかな

キリンの形をした雲も

今日と同じく残ってるかな


私のセピア色の眼球は

あなたの黒い瞳にはどう映るだろう

郷愁に囚われた目は

自分から見ると呆れるほど美しい


目、目、目の神秘

瞳が映す恋模様

私の目に映る罪悪感とあなたの目に映る地震

そうして揺れが収まった頃には


何を考えていたかも忘れて

私はひとり、ここにいる

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