表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試作詩作  作者: 時雨良明
167/400

甘い匂いと冷たい道具

ろうそくのかぼそい明かりに照らされた心が甘い甘い匂いを放つ

誰かを魅了するための

甘い甘い匂いを放っている


そんな香りに魅せられて

わたしはあなたを知りました

あなたの香りに洗脳された

わたしはゆらゆらと揺れながらあなたの元へとたどり着く


そうして知った

あなたにとってあの香りは役に立つから放置してただけだって

あなたにとって世界の全てが道具

わたしに一片の興味もなかった


でもわたしはそれでよかった

あなたの役に立ちたかった

あの香りの奴隷なわたしは

近くで嗅げるならそれでよかった


どっちもお互いを見ていない

どっちもお互いを気にもしてない

歪な恋愛の始まった瞬間でしたとさ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ