表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
試作詩作  作者: 時雨良明
153/400

陰の住人

陽の光を感じる

重く濁った陰の中で

唯一感じる光だった


でもね

陰ができるのも陽の光のせいなんだよ


その瞬間にわたしは気づいてしまった

わたしは冷たい陰の中にいたから

わたしは陽の光を浴びなかったから

まばゆい光に魅了されたのだと


それでも美しい光を忘れられなかったから

もっと美しい光が見たかったから

陽の光を探してさまよいだした


でもそれは陰の住人からしたらおかしな行動らしくて

わたしは指をさされて笑われました

それでも諦めきれないから

いつまでもいつまでもさまよって


そうして見つけた陽の光

暖かくて、暖かくて、ぬくもりを感じた

今度生まれ変わったら

陽の住人になるんだって

そう誓った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ