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試作詩作  作者: 時雨良明
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ひとり

私は最後の生き残り

この宇宙の中でただ一人

生き残ったのは私だけ

でも勝ち抜いて手に入れたわけじゃない

痛いのが嫌だとうずくまってたら

いつのまにか一人になってた

それだけのこと


一人で街に遊びに行った

ゲームセンターには入り放題で

お金も気にすることなく遊べたけど

どうにも1日がつまらない

一人で生きてるならもう終わっても良いんじゃないか、とか思う


きっと私も一緒に死ぬのが正しかったんだ

なまじ実感がないだけに余計に思う

みんながいなくなってしまったから

私も一緒にいなくなるべきだったんだ


でも死ぬ勇気はない

それが普通だったからって言って死ぬのは怖い

足をぶつけたら普通に痛いから

心臓にナイフを刺したら痛みで気が狂うだろうから


そうして僕は今日も生きる

最後の生き残りとして生きて

いつか人類最後の人間として死ぬのだろう

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