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試作詩作  作者: 時雨良明
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海に落ちる雫の音が

私の胸に染み渡る

私は雨だ

夜の雨だ


濡れていく

外にいるから

冷たくなっていく手のひら

早鐘を打つ鼓動の音

私は雨だ

夜の雨だ


そんな毎日を過ごしていたのに

雨が降らない月が訪れた

水を浴びない体は温かくて

雨になれない心は冷たかった

いつもと真逆

いつもと反対

私は雨だ

昼の雨だ


昼と夜が反転して

私は今日も雨に打たれる

冷たい雨の中でさまよう

私は雨だ

夜の、雨だ









夜の雨って良いですよね。静けさの中の雨。濡れていく体の温度。冷たくなっていく体と心。そう言ったものを感じてる。

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