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試作詩作  作者: 時雨良明
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心が乱雑にちぎれて

心が悲鳴をあげるたび

私は立ち止まってしまう

そんな余裕はないのに

そんな余裕はないのに


心が悲鳴をあげるたび

私は立ち止まって周りを見回してしまう

でも周りには何もなくて

心が苦しい

ひとりぼっち

わかって仕舞えばもう逃げられない

心が断末魔の悲鳴をあげて

もう二度と帰ってこない


帰ってくることのない心を探す旅に出よう

見つからないように最新の注意を払い

見つけてしまった欠片は押し隠して

でも探す努力はやめないで

探すふりはやめないで

いつまでもいつまでも続けよう


帰ってくることのない心を探す旅に出よう

見つけた欠片をつなぎ合わせて

新しい欠片を探して

夢の欠片や希望の欠片を持ってきて

つなげて、つなげて、つなぎ合わせて

新たな心の形を探す旅に出よう


心が悲鳴をあげるとき

私はどうしても立ち止まってしまう

周りを見渡すと誰もいない

ひとりぼっちで歩き出す

寂しいよと、うわ言のようにつぶやきながら

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