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試作詩作  作者: 時雨良明
135/400

あなたを忘れた

「触らないで」

拒絶が心に染み渡る

思えばこれが初めての会話


そして最後の会話もこれだった


僕の心には君の顔が

いつまでも浮かんで離れない

きっと君はそれを伝えても

気持ち悪いとしか思わないだろう


あぁ

でも

まだ願うことが許されるなら


夢の中のあなたとこのまま一生を共にしたい


所詮は高度な自慰行為

笑われても仕方ないし

気持ち悪いとしか感じないだろうけど

自分を寂しく慰める


考えてみれば許可はいらないけど

嫌だと言われても幸せな夢に閉じこもるけど


所詮は愚かな自慰行為

意味も価値も姿もない

あるのはただ満足と堕落


そうしていつか本物のあなたを忘れ去るのだろう

都合のいい相手に成り下がった人形しか

もうわたしは覚えていない

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