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いつまでもひとり
宇宙の灯火が
今、消えた
同時にわたし以外のみんなが消えた
そしてわたしはひとり
昔みたいに取り残されて
「あぁ、またひとりか」
ひとりは苦しい
ひとりは辛い
ひとりは寂しい
「…また、ひとりか」
もっとみんなと一緒にいたかった
一緒に喜んで一緒に悲しんで
そんな生活が続いて欲しかった
「…ひとりは、寂しいな」
やっぱりひとりは寂しい
友達もたくさんできて
今度こそ後悔しないと思ったのに
「…待つしかない、か」
また宇宙ができるのを待とう
そうしてもう一回友達を作って
でも
「やっぱりさよならは胸に刺さるなぁ」