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試作詩作  作者: 時雨良明
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時間だ

血に魅せられた

あの鮮血に

だからそれを味わい尽くすために

心臓にナイフを突き立てた


「ごめんね」


声がする

どこか聞き覚えのある声

誰の声かはわからない


「ごめんね」

また声がした

泣いている

どうしてかそんな気がした


「ごめんね」

どうしたの?

聞いてみた


答えが返ってこない


「ごめんね」


「ごめんね」


「ごめんなさい」


「ごめんなさい」


気がつかないうちに声が変わっていた

少し大人になったのかな

中学生ぐらいの声だ


「ごめんなさい」


高校生の声に変わった時に

もしかして、と思い始める


そして


「ごめんなさい」


私は理解した


…やくそくだよ…

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