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試作詩作  作者: 時雨良明
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「春」の日

春がやってきた

そう言われて春を初めて実感する

いつもそうだ

毎年のこと


桜が咲いたと言われても春が来たなと思えない

誰かが春が来たっていうから春なんだ


私の中には春が存在していない

世界にある春という事象を

抱きしめて、抱きしめて

私の心に春は存在していない

みんなの心の中の春を

抱きしめて、抱きしめて


そうしてまったく見当たらない春に

陶酔した気になってた


でも


気づけば春は遠く過ぎ去って

私は春から遠くにいた

初めから最後まで

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