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試作詩作  作者: 時雨良明
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命と裏切り

命は尊い

誰かが言った

僕もそれに共感した記憶がある


けれど

僕は過去の自分を裏切って

僕のことを信じてくれるみんなを裏切って


死のうと思う


みんな楽しそうにしてて

僕も昔は楽しそうにしてた

でもいつの間にか僕の笑いは


カメンニカワッテタ


それでもみんなよくしてくれて

いろんなところに連れて行ったり

いろんなアルバムを見せてくれたりした

でも僕にはそれらが


ノロイニシカオモエナクナッタ


昔のアルバムで無邪気に笑ってる自分を見ると

羨ましいなと正直思う

無邪気に笑ってるみんなを見ると


ドスグロイカンジョウシカワカナクナッタ


だからみんなを裏切るんだ

もうみんなの顔なんて全然見れないし

みんなの声なんて全然聞けないけど

裏切った感触だけはいつまでも手に残ってる


だんだん意識が遠のいて

この裏切りの結末も近づいてくる


もはや顔すら見れなくなったみんなの顔が見える

不思議と素直に見ることができた

だんだん意識が遠のいて

この裏切りの結末も近づいてくる


最後は後悔だけが残った

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