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試作詩作  作者: 時雨良明
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昨日とまったく同じ今日

疲れた

一人つぶやく

特に何かが起こるわけじゃないけど

明日は前に進める気がした


でも今日になっても疲れたままで

何もできる気がしない

そうして今日も昨日は昨日と違って

時間を浪費して去っていく


明日になれば変わるのかな

少し、思う

明日になれば何かが変わって

疲れがとれたり

元気がでたり

そんな何かが起こるんじゃないか


そして今日

予言した通りのことが起きた

疲れがない

空気がうまい

私は元気と胸を張って言える

そうして動き出そうとした瞬間

ふと、言葉が口からこぼれ落ちた


疲れた


その言葉が耳に届いた瞬間

私の澄んだ感覚は一瞬でなりを潜めた

あぁ疲れたなぁ

そんな気分になって今日も何もできずに終わる

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