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愛、忘れたくない
たとえこの手が汚れても
あなたに捧げた愛だけは
真実であったと言い切れる
誰も認めてくれないけどね
「そんなことないよ。私はちゃんとあなたを見てるよ。」
いやいいんだ、わかってる
あなたがあの時見せた怯えと
僕に対する恐怖の言葉は
今も僕の胸に十字架として残っているから
「うぅ…その節はご迷惑をおかけしました。でもだからって離れようとしないでよ。」
それを君が望むなら
僕はいつだって君のそばにいよう
僕自身それがうれしいしね
「じゃあずっと一緒にいようね。いつまでも二人で離れたくない。」
いつまでもあなたのそばにいます
それが、それこそが
この手が汚れてしまった後も
あなたに捧げられる真実の愛
「うん。いつまでも一緒に。そうして二人で幸せになろう。」