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試作詩作  作者: 時雨良明
100/400

破局と後悔

この願い

どうか聞き届けてほしい

この唄は

あなたにだけ捧げた唄なのだから

あなたには最後まで聞き届けてほしい

それがわたしの

最後の願い


わがままだよね

わかってる


でも

言わずにはいられないの


重くてごめんね


言われても困るよね


そんなあなたでいいんです

そんなあなたに聞き届けてほしいのだから

わたしの感謝の唄


「心に深い傷があって

癒してくれる日を待ってました

そこにあなたがやってきて

わたしのことを癒してくれました


わたしの傷は膿んでいて

毒を孕んで腐っていて

そんな傷口に何気なく触ってくれた

そんなあなたのことが大好きでした


でも傷跡はいつまでも治らない

あなたの期待にはいつまでも答えられなくて

わたしは絶望しながら言おうと決めました


こんなわたしをあなたはどう思っていたのでしょうか


わからないけど僕が耐えられないんです

だから二つの言葉をあなたに捧げます

『愛していました』

『さようなら』」


言い残したことはたくさんあるけど

あえて一言だけ伝えておくね


ごめん

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