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第九話 調練仕度《トレーニングスタート》

今回はあの名言を。

 「ははははは!! 見ろ。人がゴミのようだ!!!」


『ゴミって言うなぁ!!!』


ああ、良い返事だな。まだまだ元気そうだし?

もうちょっと厳しくしても良いのかね。


『すみません勘弁してください』


まさかの以心伝心!? 

お前らの中にあの伝説のロープレ系の念話ができるやつがいると言うのか!?


「あ、兄貴ィ……も、もう無理っす……」


アレ? アイツ……じゃなかった。そうそう。


「はいはい。もう少ししたら、新しい洋服買ってあげるから、我慢しましょうね~。

勿論、庸丈もともかく、お前ら全員な」


『マジですかぁ?!』


お、おお? 何かここらへん一体の根性ゲージがレベルアップしたような……??


庸丈というのは、この仲間十一人の元・リーダー格っぽい奴。

こいつ等は、意外と身だしなみを整えたら普通の奴で、歳を聞いたらななな、何と、俺と同じらしい。

それで高校生かー。老けてんね。


それはともかく、とりあえず庸丈ようじょう たけし。コイツから皆に話し通すようにした。

それで、これからの予定として、…………


その一。格好よく、『UnInstall』のいる戦場に突入。そして大活躍しながらも、感動の再会。

その二。格好よく、一部隊として活躍……する予定。


それまでに、俺も覚悟決めて、男らしくしないとなぁ。

……いざここまで来たっていうのに、何で素直に会いに行けないんだろうな……。


それはともかく(二回目)、コイツらは、多分俺が戻れたら絶対に部隊にする。

これ、決定事項。





そのためにも、戦場で生き残るためにも、能力を磨いてあげてる途中。


「まずは君! 名前は!?」


「あ!? は、はい。俺は椙軒すぎのき かなえです。

能力は、『人口奇跡ネバーエンド』です」


へえ。あんな、会った時にニヤニヤしてた柄悪い奴らの中にも、こういう奴いるのね。

所謂、つまり、ともかく、言えることは…………イケメンってこと。


「『人口奇跡』? どういうのなのそれ?」



「俺が能力を発動していれば、

勝手に周りの敵が自滅してくれたり、味方に有利な状況になったりするってことです。

もちろん、能力で捻じ曲げられないほどの相手もいましたけど……」


「うーーん……それは鍛えようがないよなぁ……。

でもな……もし…そうだな…………。


よし、決めた! 君、精神力鍛えなさい」


俺のいきなりの提案にうろたえる鼎。

無理もないだろう。精神力とか言っても、そんなの簡単に鍛えれるものじゃないし。


「せめてこのなかに精神攻撃系の奴がいたらね」


その自分自身で発した言葉で、佐屋姉弟が思い出される。

懐かしいな……紫のはだk……ゲフンゲフン。


しかし、俺の予想に反して、その言葉に反応する奴がいた。

いや、正確には鼎も含めた全員がある一人に視線を向けていたのだ。


「ミーがやるんですか?」


「そ。ユーがやるの」


おっと、ついノリで返してしまったぜ。

だが、能力の詳細が分からないとどうにもならないな。


「お前、名前と能力の詳細」


「ミーはミー。それ以上でもそれ以下でもないね。

能力は『阻害伝播ソリッドジャミング』。……受けてみれば分かるね」


……何なんだこのノリは。

というか何故に四番目さん!?


…………というのはどうでも良い。


「とりあえず、受けてみるか」


「ええッ!? あ、兄貴! 止めてくださいよ!」


「そ、そうですよ!! 俺だってそれは奇跡で止めれません!!!」


『頼みますからそれだけは勘弁してください兄貴!!!』



…………なんだコレ。

でもさ、やっぱり、受けるなと言われれば、引き下がれないのもまた男なのよね。



「よし。ユー、やれ」


「いえっさー♪ ひさしぶりに使うよ」


と、ユーの手が俺の肩に触れる。


ぽん、


と。するとその瞬間。




「うぶはァッッ?!?!」



な……なんじゃこれはぁぁぁぁ!???

哀は何を見たのか?

次回をお楽しみに!


「あんなもん見せるなぁぁぁあ!!!」


良いじゃん。役得じゃん。

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