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悪役令嬢になれると思ったらマフィアの娘に転生しちゃった話【全年齢版】  作者: 咲縞ゆう


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自他己紹介

書いてる私も普通カタカナ苦手です。


「「うちのボスの娘です/だよ」」


まさかの娘ー!そりゃレイちゃんものびのび育ちますよね、マフィアってお金持ってそうだし。


「あの、本当に何も知らないのでなんとなく説明してもらってもいいですか…?」

「そうですね、では私から説明させていただきますね」


そういってウバルドが地図を広げた。


「まず、私たちが今いるのはイトロスという国です。西にはフロズ帝国があります。他にもスピリア王国やユーティアナ公国がありますが、近隣はこれくらいなので後々覚えていけば十分だと思います」


イトロス、フロズ、スピリア、ユーティアナ…


いか天、フローズン、スピードパエリア、ユーティリティ…??


いや、だめだ。無理、覚えられない。まぁたぶんイトロスを覚えておけば大丈夫だと思う。たぶん。


昔から世界史は苦手だ。訳もわからず長ったらしいカタカナの名前も国も覚えられない。日本史ですら覚えられないのに、海外の歴史なんて覚えられない。


「イトロスはもちろんですが、フロズもマフィア国家です。まぁフロズは見かけこそ立派な皇帝がいますが、裏ではマフィアと繋がっているのでお飾りのお人形のようなものです」


さらっとイトロスはもちろんとか言われたけど、マフィア国家って大丈夫なのか?貴族社会もドロドロしてるよなぁとは思っていたけど、マフィア社会って血がドロドロするじゃん。


「イトロスには御三家と呼ばれるファミリーがあって最大なのはモレッティで、もう1つはブルーノです」

「で、俺たちはレオーネ」


てことは、私のというかレイちゃんの名字はレオーネさんってことか。


「あ、あの…カタカナばっかりでわからなくなってきたんですが…」

「はぁ、甲斐性がないですね…。わかりました、ではそろそろ皆さんのところへ行きましょうか。時間も時間ですしお茶にしましょう」


マフィアだという彼らも意外とのんびりというか平和な生活を送っているのか。


人を殺す人間からまさかお茶にしようという言葉がででくるとは思えない。


「俺マカロン食べる~!」

「昨日買ってきた新しい紅茶を淹れましょう」


「あ、私も行きます!」


ついていこうとして動くとガチャンと音がした。


「「「あ、」」」


どこかの誰かがつけてくれたコレのせいでベッドから降りられない。


「ちょ、置いてかないで…!」



─────


談話室につくと今朝みたスーツの人たちが何人かいた。でもそのときよりも少ない人数だった。


ひとまずウバルドが、今ここにいるレイちゃんは別人になった、ということを説明してくれた。(彼らが納得してくれているかは全く別問題として、)誰のこともわからない私の為に各々自己紹介してくれることになった。


「それでは私からも一応。私はウバルドといいます。ライフルが専門ですが基本的に何でも扱えます」


ウバルドはさすがに覚えた。細身の長身で、銀髪に眼鏡。なんかしっかりしてそうで頭が良さそうな人、でも優しそうに見えて意外とゴツい人。


「じゃあ次は俺ね♪俺はルカ。いつも使ってるのはいろんな飛び道具だけど、部屋にある道具なら全部使える!」

「P.S.人をいたぶるのが趣味」

「ちょっとラウル、人聞きの悪いこと言わないでよね。特技って言え」


趣味も特技も一緒だよ、やばいことに変わりはないよ。ルカ=やばい人、以上。


「はいはい、次かな?僕はラウル。1番最初に君に話しかけたのが僕だよ。専門はダガーで銃よりは刃物派かな~」


たしかに目覚めたときに彼のことを見た記憶がある。そのときはしゃがんでたからわからなかったけど、他の人と比べると比較的小柄な印象だ。


「リベリオ、専門はナイフ」


1番遠くで腕組みをしている赤髪はリベリオというらしい。ちょっと怖い。太ももにナイフが2本刺さっている。でかい。


ちなみに今のところ彼が1番マフィアっぽく見える。


それにしてもみんな意外と冷静だ。元のレイちゃんと仲が悪かったようには感じなかったし、レイちゃんではない私に対してこんなに優しく接してくれるのは正直びっくりだった。


「1週間前にもやったね、こんな感じの自己紹介」

「誰か新入りさんでも来たんですか?」

「新入りも何もレイさんのことですよ」


詳しく話を聞くとどうやらレイちゃん自身もつい1週間前にここに来たばかりのようだった。


ボスが急に娘がそろそろ20歳の誕生日を迎えるから連れてきて欲しいと無茶なお願いがあったらしい。どうやらいつかの愛人の子らしいが、深く追及しない方がいいやつだと判断した。そこで発見されたのがレイちゃんだったとのことだ。


彼らからしたら娘がいること自体、突然のことすぎて驚いたらしい。そもそもまだ1週間しか経ってないせいで、ボスに顔を見せに行ってないとも言っていた。


「あれ、じゃあなんでルカはそんなに仲が良かったんですか?」

「ん~?だってレイちゃん可愛く鳴いてくれるからさ♡」


これ以上この話題には踏み込んではいけない気がした。


「他にもパオロ、コステロ、ルチアーノがいます。ボスも合わせて全部で8人です」

「外で仕事してたり部屋に籠ってたりするからね、みんなそのうち会えると思うよ」


ひとまずみんなに挨拶をして今日は解散することになった。


ウバルドが自室を案内してくれたおかげで、広い邸は迷わずに済んだ。たぶん明日の朝には迷子になっている。


適当に着替えを済ませてさっさとベッドに寝転んだ。濃すぎる1日だった。


疲れを感じる間もなくものの数秒で深い眠りに落ちた。

自分で書いておきながらたまに混乱するときがあります。

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― 新着の感想 ―
ルカが今の所一番の推しかな。危険な美少年って感じがしてて凄く良いのだ。
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