閑話4
潜入調査中のお話
~ side Liberio & Luca ~
「ちょっとまずいかもしれないね、レイちゃんの通信機のピアスが取られた」
「ルチアが同じ部屋にいる限りは問題ないでしょう。万が一何かあったら突入する準備もできてるので」
「いいな~俺もクラブ入りたかったな~」
「そのうち似たような仕事を控えてるじゃないですか」
「あれは場所がそうなだけでしょ。内容は大したもんじゃないじゃん」
「それはそうですけど。大したもんじゃなくてもしっかりやってくださいよ」
「わかってるって。そういうとこは俺ちゃんとしてるだろ」
「まぁ比較的」
「比較的ってなんだよ」
「ルチアなんかは大雑把ですからね、お前も似たようなものでしょう?」
「性癖が似てるだけじゃん?」
「自覚あるんですか?」
「自覚なかったらあんなに熱心に色々集めないから」
「それもそうですね」
「そういえばさ、ウバルド。なんで今回ルチアに潜入させたの?」
「あぁそれは単純に…」
「え?何?聞こえない、声だしてる?」
「しっ…静かに」
「なんだよもう…」
「聞こえません?」
「え?…この声ってエマ?」
「かもしれませんね。なぜ彼がここに…」
「ねぇ誰かエマに今日のこと伝えた?」
「伝えないでしょう、あくまで彼はもうレオーネではない一般人ですよ」
「まぁそうだけどさ、コステロとか話してたりしないの?」
「してたら困ります」
「だよなぁ」
「そう考えると本人が自分で調べてオリーヴェを突き止めたか、単に俳優としてあとクラブに出入りしてるかのどっちかじゃない?」
「私としては後者だと嬉しいですけど」
「後で情報もらいたいだけでしょ、図々しいなほんとに」
「全く…誰のための情報だと思ってるんです?」
「はいはい、すみませ~ん」
「後日エマが来るらしいのでそのときにでも聞いてみますよ」
「あ、ルチアが動いた」
「私はそろそろ準備を始めますね」
「俺も準備するかなぁ」
「パオロ?聞こえてます?リベリオに準備を始めるよう伝えてください」
「返事ないね」
「中で何かあったか、張り込みに動きがあったか…」
「どちらにせよ私たちも準備しますよ」
「もうやってるよ」
「ルチアの映像みる感じですとあと二、三分ぐらいです」
「よっしゃ久々に暴れられる」
「あまり汚く殺すのはやめてください」
「善処しま~す。あ、でてきた」
「ルチア、よろしくお願いします」
「はいはーい風は0.3mで、ちょっと東から西向きに横風」
「了解しました」
「これが落ち着いたらリベリオのうまいご飯食べたい」
「リクエストでもしといたらどうですか?さぁ、暴れていいですよ」
「よっしゃ、やるか~」
別視線です




