任務のおわり
一旦落ち着きました
「ちょっとキミ、いつまで寝てるの?ねぇ起きてってば」
うーん、あと五分………
「いい加減起きて、早く起きないと犯すよ」
「はぁ?!」
「あ、起きた」
本能的に自分の身の危機を感じて起きざるを得なくなった。
「ごめんね、あまりにも起きないもんだから。さっきちょっと触ったけど全然起きないし」
「あっ、えっ、ちょっと!」
「冗談だよ冗談」
笑えなさすぎる冗談。やめてくれ、貞操の危機だけは笑えない。口を開けたまま固着している私を見てニヤニヤしてる。
「あんなに昨日萎れてたくせに」
「なんのことやら」
あんまりぶり返したくないみたい。彼なりにいろいろ思うことがあったのだろうから、これ以上問い詰めるのはやめてあげようと思う。
「さっきリベリオが朝ごはんできたって呼びに来てくれたよ」
「そういえば昨日夕飯食べてなかったからお腹すいたな…」
着替えるよりもお腹がすいていたのもあって、パジャマの上からカーディガンだけ羽織ってからルチアと食堂へ行った。
「おはようございます、リベリオ」
「リベリオおはよ~」
「おはよう」
じーっと見つめられる。まさか…
「あの、リベリオ。何かよからぬことを考えてはおりませんか」
「俺はてっきりお前がもう覚悟を決めたのかと」
「ち、違います!」
おそらくもうルチアと一緒に寝ることはないと思う。万が一あったら、それはたぶんそのときだ。次はまだ遠慮しておきたい。
「あれ、ラウルとコステロはまだ帰ってないんですか?」
「明日帰るって連絡があったぞ。パオロもそっちの件で少し忙しそうにしてたな」
「まぁパオロはいつでも忙しそうじゃん?」
リベリオの作ってくれたパンとスープと食べながら、明日以降の予定について聞いていた。今日はエマがレオーネに来る日だけど、明日からはまたみんなバラバラで仕事に出るのかな?
やっぱりああいう場を目の前で見てしまうと、あんまり仕事に行ってほしくないなと思ってしまう。
「どした?食欲ないのか?」
「あ、いえ…」
言ってどうにかなる問題じゃないことは彼ら自身も、私だってわかってることだけど。
「皆さんにあんまり仕事にでて欲しくないなって、ちょっと思っただけで…」
恐る恐る顔をあげてみると二人とも拍子抜けした顔をしていた。リベリオがふっと笑みを溢した。
「心配してくれてありがとな。まぁでも、俺たちはこういう生き方しかできないんだ」
「そうなんだよね、残念だけど」
ルチアは別としてリベリオはお店を出せるんじゃないかと思うくらい料理が上手だ。彼の人柄ならいい店主になれると思うし、生きていくのに困ることにはならなそうだ。
「そのうちお前も色々わかると思うぜ、この世界のことがさ」
お団子にまとめていた赤髪をほどいて笑った。普段の彼らしくない何かを諦めたような笑顔だった。席から立ち上がってコーヒーのおかわりを持ってきてくれる。
「まっ、俺はこいつよりは貯金してあるからな。今すぐ辞めろって言われても大丈夫だ」
「リベリオも言うようになったよね、ほんと」
ルチアとリベリオは意外な組み合わせなイメージだけど、二人とも思ってたより仲が良いみたいだった。
「そういえば二人はどっちが年上なんですか?」
「こいつのが年上だよ」
え"っ
「ねぇキミ、失礼だよほんと。俺のことなんだと思ってるわけ?」
「ルチアの方が一つ上だ」
「ルチア…あんた何歳なの?」
「ひーみーつ♡ヤらせてくれたら教えてあげてもいいよ」
思わず殴りかかったけど、片手で止められる。
「そうだ!じゃあ今日エマが来るまで皆さんの年齢順聞きたいです」
「このあとしばらく任務は入ってないし付き合ってやるよ」
ということで急遽、年齢暴露大会が始まることになった。
ほんとに急遽




