作戦会議②
このあたりは楽しみながら書いた記憶があるので、楽しんでくださると嬉しい
「そんなことより早く本題の話を」
「せっかちな女は嫌われるよ」
「セクハラですか?」
「え、されたいの?」
話が噛み合わない。
「もう帰っていいですか」
「ホントに帰ろうとするなら縛ってでも引き留めるけどいいの?」
しょうがないからもう色々と諦めた。
「明日の話!!!」
「はーいはい、わかったって」
ルチアはベッドの上にクラブの間取りを広げた。
「ここが入り口。入るときに会員カードが必要なんだけど、それはパオロが作ってくれたやつがあるからそれ使うことになってる」
どこからともなくの黒いカードを取り出した。トランプのようなサイズのカードが二枚。
「それでバーの店員にカクテルを注文する。"オリーブフィズ"、これを注文するとVIPルームへ行けるようになるんだってさ」
オリーブフィズ、これさえ覚えておけばなんとかなりそうだ。
「一番厄介なのがVIPルームの中なんだよ。ここじゃ治安も倫理も存在しないまさに無法地帯そのものって感じだね。乱交はもちろんだけど、目の前で女を奪われたりするらしいよ」
ひっ…ルチアから逃げ出したいとはいえ、わけわからんマフィアに抱かれるなんてもっての他だ。
「それで俺たちのミッションはここにいるオリーヴェの幹部の生き残り達を壊滅させること。ここにいるのは元側近二人と元頭領の弟。元のボスは俺らが本拠地を潰したときに殺ったんだけど、この三人だけは行方を眩ましててさ」
つまり、私たちの為すべきことは、この元幹部三人の毒殺もしくは暗殺。第一優先は毒殺。遅効性の毒を入れて、撤収してから殺すのが一番安全で足がつきにくい。どうせ館内には監視カメラもない。
「けど、VIPは入り口が一つしかないからあくまで俺らも被害者面をしていないといけないのよ。俺は多少毒に耐性はついてるけど、キミには致死量になっちゃうから絶対飲まないでね」
そんな危険なものを扱おうとしているレオーネ怖い。みんな怖い。
「ひとまず、私たちがするべきことは元幹部の暗殺と脱出ということですか?」
「ま、そういうことだね。オリーヴェは特に女癖悪いやつしかいないから気をつけてね。フロアもオリーヴェの下っ端のやつがうじゃうじゃいるだろうから」
不安しかないし、ため息しかでない。もっと可愛くて平和な案件が初仕事がよかったな。
「というわけで、明日はキミは俺の可愛い可愛い彼女だから。よろしくね」
「違いますけど、よろしくお願いします」
「あれ、ペットの方がよかった?」
悪びれもなくニコニコとして聞いてくるから本当に意地が悪いやつ。
ルチアの仕事っぷりを見たことがないけれど(まぁ見たくもないけれど)、潜入先に心配しかない。
とりあえずVIPルームに入れればなんとかなりそうなので、そこまでひとまず頑張ってみようと思う。万が一しんどかったら外にいる皆に助けも求められるだろうしね。
困ったらトイレ行こう…
私がレイだったらこんな長ったらしい説明覚えていられない




