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悪役令嬢になれると思ったらマフィアの娘に転生しちゃった話【全年齢版】  作者: 咲縞ゆう


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作戦会議

本編戻ります


そういえばエマから連絡が来ていたことを忘れていた。とりあえずウバルドに聞いてみることにした。


「エマがですか?」

「はい、レオーネの書斎を使いたいみたいで」


今さらだけど何故私が確認をしているのだろうか。よくよく考えればエマが自分で確認すればいいんじゃん。


「別に構いませんよ。ただ明日はもうオリーヴェの拠点に乗り込みに行く予定なので、明後日以降だとお伝えしてもらえますか?」


明日はもう初仕事になると思うと緊張と不安で吐きそうだった。あぁどうして私がこんな目に…

いつまでも嘆いていてもしょうがないけれど、こればっかりは納得がいかないというかなんというか。


「それより明日の準備をしておいてくださいね。頼みましたよ、色々と失敗はできないので」


圧がすごい…


「わかりました。明日誰と行くかはもう決まったんですか?」

「ルチアと入ってもらうことになりました。ルカは外の裏口、リベリオは車、私は向かいの建物からの見張り、パオロがここから防犯カメラのチェックをしてくれます」


な、なるほど。その人選は正直全くもってわからないが、でもまぁ何か利にかなっているのだろう。きっと。


「今日のうちにルチアと色々相談しておいてください。よろしくお願いしますね」

「は、はい…」


ルチアか…ちょっと、いやちょっとじゃない。かなり気が重い。というか、少し前に散々された後なのもあって怖い。

ひとまずルチアのことは一旦置いといて(忘れたいだけだとか言わないで、そうだから)、エマに返信することにした。


『明日は全員仕事で出払うので、明後日ならいいとウバルドが言ってました』


すぐに返事がくる。


『わかった、そしたら明後日にまたお邪魔するよ。君に会えるの楽しみにしてるからね』


エマもまぁ正直怖いけれど、レオーネのこの邸の中であれば目立ったことはできないと思う。これは私の勝手な予想だけど、エマはコステロの前では道理から外れたことはしないんじゃないかと思った。

なら、たぶん大丈夫だと思う。


「あ、やっと見つけた。キミどこにいたの?」


ついさっき無理やり忘れ去ることにした男の声がして少し身体が強張る。


「ウバルドと話をしてただけですよ」


できる限り色々悟られないようにニコニコしながら普通を装う。じりじりと近づいてくる。


「それで、何のご用ですか?明日のことですか?」

「わかってるなら聞かないでよね。真面目な話だからちょっと俺の部屋に来てくれない?」


ちょっとというかかなり嫌すぎる。というか怖すぎる。この前のことがあったのに、のこのこ部屋に来てくれると思ってるのか?この人は。


「えぇ…」

「はは、嫌そうな顔。言ったでしょ?素直すぎるのもよくないよって」


会話が難しすぎる。なんだろう、すごく頭も神経も使う。


「来てくれないの?そっか、ファミリーの今後が懸かってる大事な話なのにキミはそうやって蔑ろにするんだね。俺らがちゃんと話さないとファミリーの皆に迷惑がかかるんだよ?ウバルドは何て言うかなぁ」

「ァァァもうわかった!わかりました!行きます!!行きますから…」


耳が痛いってこういうことを言うんだと身をもって実感した。こいつ本当に腹が立つな、いつか絶対に仕返ししてやる。


「そう?キミならそう言ってくれると思った~!はい、じゃあ行こうか」


微塵も思ってないくせに!!なのにナチュラルに手を繋いで…というかバッチリ指絡めて私が振りほどかないようにまでして彼の部屋へ向かった。なんなら"向かった"というより、"連行された"の方が近いと思うけどな。


「いらっしゃい、どうぞ」


扉を開いた先は黒で統一された家具で揃ったモノトーンの部屋だった。けれど、奥には見たくもないようなものがちらほら。


「ベッドの上でもどこか適当に座って。キミがお望みならこの椅子でもいいけど」


とか言って差し出してきた椅子は、ルカの持ってそうなベルト付きの椅子だった。最悪すぎる。部屋入って早々、これに座らせようとしてくるこいつも最悪すぎる。


「結構です」

「辛辣~まぁいつか座ってもらうけどね」


背筋が凍った。一秒でも早くこの部屋を出たい…



ルチアの愛称が馴染みすぎて、フルネーム忘れそうです。ルチアーノといいます。一応。

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