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第四話〜心情〜
次の日、学校に着くとすぐさま裕斗に引き留められた。
「貴斗振られたって!」
彼も驚きを隠せないようで、少し興奮したような口調で話す。稲妻のような衝撃が走る。開いた口がふさがらない。教室に入ると二人が会話をしていない。明香里が私の姿を見るなり駆け寄ってくる。挨拶すると放課後空いていないか聞かれる。海に行こうという事らしい。勿論と応えると嬉しそうに万円の笑みになる。
放課後明香里に手を引かれ海へ向かう。防波堤に座り話しかける。
「貴斗の告白断ったんだってね」
「うん。だって好きな人いるからね。」
知らなかった。そんな話聞いたことなかったのに、気づけなかったのは悔しいな。でもこれで私の恋は完全に終わりだな。
「え!?誰のこと好きなの?」
被せるように彼女が言う。
「そんなことより!最近裕斗と仲いいじゃん。なんで?」
今までの経緯を伝え、そういうことでよく話してたんだと伝える。ほっと安堵したようにため息をつく。私のことがそんなに大好きかよーと茶化してみる。
お、意外にも頬を赤く染め顔を背ける。
「そうだよ。だって私、」




