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第三話〜逃亡〜

 そんな代わり映えのしない日常が刻々と過ぎ去っていく。いや少しずつ変化してはいるだろうが。

そして休み時間、貴斗に止められる。


「俺、今日告白しようと思うんだ。」


何も言葉が出ない。嫌だという気持ちが強くなっていくも私じゃダメだという思いが遮る。やっとこさ


「頑張れ」


という言葉を絞り出す。いつかこのときは来ると思っていた。


 放課後裕斗に声を掛けられた。


「公園に行くらしい。追うぞ。」


二人で尾行することになった。

貴斗と明香里が公園に歩いていく。私達はその後を少し遠くから追いかけ、2人がベンチに座ったところで近くの物陰に隠れる。少し雑談をしているようだ。おっと、おもむろに貴斗が立ち上がった。


「好きです。付き合って…」


言い切る前に公園を飛び出し、家へ無我夢中で走る。涙が流れる。耐えきれなかった。後ろから裕斗が追いかけてくる。腕を掴まれ聞かれる。


「どうしたんだよ急に。メインディッシュは目前だっただろ?」


振り返ってしまい、涙を見られる。彼は驚いたような顔で私に問いかける。


「もしかして好きだったのか?」


答えられない。無言を返答だと感じたようで、腕を離された。


「辛いかもしれないが、明日から来てくれよな。」


彼はそれだけ言い残し帰っていった。

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