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詩集:アカネとコガネ

ハルカ

作者: 歌川 詩季

 ひさびさにDメロの歌詞をつけました。

 つかずはなれずをつづけてた水平線が

 添い寝してくれた夜に見る夢は

 走馬灯のメリーゴーランド


 一瞬のアイスクリームも

 おぼえてれば永遠だよって笑ったきみを

 しまっておけなかった小箱が

 ふたりの歴史のすべてだったら悲しい


 手をのばしても

 ハルカ ハルカ ハルカ……

 身をすくめるよ



 鳴かず飛ばずをつづけたら遊覧船が

 折れた舳先(へさき)から()を振ってくれた

 港町は星の珊瑚礁


 一瞬を切って分けるには

 ミシン目でも必要だねっておどけたぼくを

 しかってくれなかった木槌(きづち)

 ふたりの歴史のさいごを打ち鳴らすんだ


 手をすりぬけて

 ハルカ ハルカ ハルカ……

 身をふるわすよ



 ふたりの歴史はミシン目のない一瞬に

 とけてしまったアイスクリームだったから

 サビがシンプルだと、Dメロ、あるといいよね。


 挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
最後の一節もミシン目で、それがまたカッコイイです!!
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