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外伝 第一話 母のみのクルミヤ家
父段落と母段落をまずは作る。父段落を教育係に任命し、各話に派遣する事で、各話の調和を図る。最初の話は父母睦まじく。
この外伝は天使、クルミヤ家の天使、地上の天使の誕生から、そのクルミヤ家のクルミヤへの凌辱を描いたものである。
天使が天使を生む事は、ラドゥエリエル以降の快挙とされて来た。実に天使が天使を生む事は難しかったのである。そのクルミヤはそれを為し遂げる事は、すなわち、地上の天使の付加価値というものを存分に上げる事によって凄惨な結末を辿る事となる。彼女の栄光は、幻想の神、クリスティーお嬢様にも存分に伝わったという点で大いに意義があっただろう。彼女の子は以下の通りである。
長子にアト・イン、彼のディセン・トロンの兄である。
長女にアマドヒ・スカーレット、彼のトロンの姉である。
次子にトロン。
次女にア・ブラッ・デレッド、彼のトロンの妹である。
彼らは母のみを持ち、世界族の始祖もまた、母のみであった。完全に人類と一致する父なる神とコノヘ神の子、イエス・キリストとは違ったのである。
一話一話が積み重ねで、一話のテーマは度々各話で取り上げる事にする。
