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白高大神  作者: ナウ
伏見稲荷大社
8/11

伏見稲荷大社【三ヶ峰・間ノ峰】

稲荷山の頂上付近にある三つの末社

どれも神蹟である

一つは三ノ峰にある下社

一つは二ノ峰にある中社

一つは一ノ峰にある上社


【祭神】

三ノ峰・白菊大神

二ノ峰・青木大神

一ノ峰・末広大神


白菊大神は主祭神・宇迦之御魂大神と同一とされているが詳しくは不明

また元々は二ノ峰に祀られていたとも言われている

青木大神は佐田彦大神と同一と言われたりしているが、佐田彦は日本神話に登場する猿田彦神と同一視される

末広大神は大宮能女大神と同一とも言われているが、

こちらも日本神話に出てくる天鈿女命と同一視される

しかし実際のところはよく分からない


【三ヶ峰信仰】

稲荷の神が現れたのはこの三つの峰であったという

この時は三つの神がそれぞれの峰に鎮座した

主祭神・宇迦之御魂大神はそのままだが二神は時代により異なるようだ

やがて三神は峰から降りて下の本殿に移る

代わりに白菊大神、青木大神、末広大神というよく分からない神々が祀られるようになるが、単に名前が違うだけで神は一緒とも言われていたりする

やがて本殿では宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の三神の他に田中大神、四大神が加わり現在に至る


【古墳】

そもそもこの三ヶ峰には古墳があったとされる

三ノ峰には前期古墳、二ノ峰には前方後円墳、一ノ峰には円墳があったそうだ

現在はそれぞれの神蹟及び石塚群に代わっている


【稲荷の起源】

711年に秦氏が三ヶ峰に伊奈利を祀った

しかしそれ以前にも何らかの信仰があったのではないかと考えられている


【間ノ峰】

三ノ峰と二ノ峰の間には間ノ峰があり荷田社がある

祭神は伊勢大神

伊勢大神は別名天照大神であり太陽神である

荷田社の荷田とは伏見稲荷神社の社家の一族で秦氏と並び由緒ある一族だ

荷田社にある鳥居は奴禰鳥居

家紋は梅花と言われ、石の扉に刻まれている


【荷田竜頭太と空海】

荷田氏の祖先とされるのが荷田竜頭太と呼ばれる人物

弘法大師空海が稲荷神を祀った伝承に登場してくる

荷田氏は一説では秦氏の流れを組む一族とされ、稲荷と密接に関わっている

荷田氏の家紋が梅花なのは竜頭太が死んだ際に大事にしていた梅の花が裏返しになって花びらが散ったという伝説からのようだ

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