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next GAME  作者: ポンコツ太郎
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第一話 懐かしの故郷

不定期で頑張ります。

彼はにげていた。必死になって逃げていた。

あの姿を脳裏に思いだすと恐怖がよみがえる。だが、もう一つの感情が彼の中を渦巻いていた。

それは、喜び。あれほど、強い存在と戦えたことに対する喜び。

彼は戦いたいが勝てないことをしっている。

だから、彼は必死になって逃げた。

    *

    *

    *

    *

    *

懐かしいこの街の景色。あぁ、ついに帰った来たんだ!

心の中で村山健司はそう叫んだ。

というのも健司が中学二年生の時、両親が離婚した。健司は父とともにこの街から去っていったのだった。

しかし、大学入学を期にこの街に帰ってきた。

「けんじ?」

声のした方を向くとそこには見覚えのあるような男が立っていた。

「健司じゃないか⁉︎」

「えっと。誰?」

なんだ?こと男は。

「俺だよ!俺!」

いやオレオレ詐欺かよ。

「裕司だよ!」

「ゆうじ?あっ?!あの裕司か!」

「そ。あの裕司」

この男、道永裕司は、健司と少年時代を共にした友人である。

「いやぁ~、ひさしぶりだな!。それにしてもまだこの街の残っていたなんて驚いたよ」

「当たり前じゃないか。この街にはまだまだやることがあるんだよ」

裕司は一瞬暗い顔をしたがすぐな戻った。

「そうだ、健司。久々に()()あれいこうぜ!」

「あれ?」

大体想像はついてるが一応聞いてみた。

「のぞきだよ。のぞき」

裕司の言うのぞきとは、近くの高校の剣道部の女子更衣室に小さな穴が空いている。

その穴によくいっしょに見に行っていた。

変態コンビなんて呼ばれてたっけ?

「久々に再開してなんでのぞきなんだよ」

「だって好きだろ?のぞき」

「僕はもうそういうのやめたんだよ」

嘘である。ただ、昔とは変わったんだ。ということをアピールしたくてこう言ったのだ。

「まあいいや。ちょっとついてきてくれよ。あの約束を果たすために」

健司は一瞬動揺した表情を見せたが素直に応じた。

「あぁ。わかった。行こう」

裕司に向いていくと、銀のワゴン車が目に入った。

そして、健司は意識に失った。

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