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7、3年生 和真視点


3年生でやっと菖蒲ちゃんと一緒のクラスになった。初めて一緒のクラスになって気が付いたけど、菖蒲ちゃんは皆に人気があるようだ。

1番人気ではないけど一緒にいて楽しいし賢いし見るからに男女共に友達が多い。おままごとも真剣にやるしアクセサリー作りも上手くこなして、ゲームも上手だし鬼ごっこも楽しそうだし誰とどんな遊びをしても楽しそうだ。菖蒲ちゃんが人気なのはどんな遊びの時でも、誰よりも楽しそうに笑っているかららしい。


「まずい。菖蒲ちゃんがとられてしまう。」


幼稚園で何度か見かけた菖蒲ちゃんは静かであまり笑わない印象だったから、あの日とんでもなくびっくりした、いつも1人の女の子の友達にベッタリしてて、大人しい僕と同じような子だと思ってたのに、よく知らない僕の為に勇気を出していじめを止めてくれた。あれから本当にいじめられなくなって、菖蒲ちゃんは僕の天使になった。


「人は変わる。だから僕も変わる事ができる。菖蒲ちゃんの為なら変われる。」


でもこれ以上人気になって欲しくはないな。これ以上皆に菖蒲ちゃんの良さなんて分かって欲しくない。


だけどあいつは違う本当の菖蒲ちゃんを知りたがっている。3年連続でずっと横に居座り続けているあいつ。大和は菖蒲ちゃんに興味を持っている。2人で遊びに出かけたり休み時間はいつも2人で話している。

クラスの人達は大和が怖いみたいで大和と一緒にいる時は誰も近寄らない。最近なんだかそれはそれでイラつく。大和は話してみると結構良いやつで楽しいやつなのに皆、見た目だけで近寄らないのは何となく、…いやでもこれでいいか大和の良さも菖蒲ちゃんと僕が知ってればそれでいい。とにかく4年生になったら菖蒲ちゃんともっと仲良くなろう。


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