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14、2日目 バスの中


「はー昨日は偉い目に遭った。そもそも私達は罰ゲームがある事も知らなかったのに。」


「まあ仕方ないだろう。女子を傷付けてしまったし。誰も悪くはないが、そもそも告白タイムなんて設けなければ皆の前で傷つかずに済んだからな。」


「まあそうね。」


2日目の朝は皆浮き足立っていた。私達が怒られている間、1時間とちょっと就寝時間まであったけど触発されて好きな人に告白した人が多いらしい。だからバスの中でもその話で持ちきりだ。


「なんか楽しそうね。私達が怒られてる間にそんな楽しそうな事が。」


「なんだお前も告白したかったのか?」


「それはあんたでしょ。」


「なんだそれ?どういう意味だ?」


えっ怖い。手首をぐっと掴まれ大和の方に向かされる。なんだかいつもと雰囲気が違うので、距離を取りたくて後ろに下がると窓にすぐに当たって大和が腕を掴むのをやめて、いわゆる壁ドンされる。顔はいいのでこのシチュエーションは最高だけど、される当人は圧迫感があって本当に怖い。正直声も出ない。


「おい、大和何してるんだ!」


大和の後ろから声をかけたのは和真君だ。前の席だから異変に気付いてくれたみたいで大和をひっぺがして私を庇ってくれた。

はー怖かった。和真君が隣においでと言ってくれて拓馬君が大和の隣に行ってくれた。大和は何かを言いかけて止めて不機嫌そうに眠ってしまった。


「菖蒲ちゃん大丈夫?何かされた?」


「ううん、大丈夫。ありがとう。」


「いつでも僕を頼っていいんだからね。」


「うん、ありがとう。」


もしかして本当に姫野さんが好きで失恋直後だから気が立ってる?それなら私が悪いのではないか。告白タイムを思い出させるような事ばかり話してしまったから。

謝らないと!でも今は寝てるしそっとしておこう。後まだ怖いし。


「あ、えっと和真君昨日びっくりしたね。大丈夫?いじめられたりしてない?もしそうなっても私は味方だからね!」


「うん、大丈夫だよありがとう。もし何かあったら言うね。そういえば昨日皆、告白したの知ってる?」


「あーらしいね。」


「それで島津さんはあの返事OKして、拓馬は内田さんと付き合うらしいよ。それで今日の自由時間は昨日できた恋人同士は一緒にまわる人達が多いんだって。」


えっ内田さんて佳奈美ちゃんだよね。じゃあ私と和真君と大和でまわるの?

修学旅行の意味さ!えっ意味あるぅ?


「だからねえ菖蒲ちゃんどこに行く?」


「あーどうしようか?大和にも聞いてみないとね。」


「……うん。そうだね。」


それから和真君はそっぽを向いてしまった。


え、そっぽを向いてる和真君と激おこの大和と観光?

何それ地獄かよ。もう寝よ、私は全てを忘れる為にふて寝を始めた。




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