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登場人物紹介

注意事項。


・紹介は登場した順番となっており、その情報も初めて登場した時にわかりうる情報のみとなります。(ネタバレ防止のため)


ただ、魔力タイプや属性などは設定されている場合は、書かれています。


・推奨としては、章ごとに分けてありますので、その章を読まれた後、もしくは再登場した際にお役立て下さい。あくまで推奨です。


・書き損じがある可能性があります。


・今後も展開次第で追記していきます。

*第一章*


・リリア・オルヴェール(鬼塚(おにづか) 勝平(かっぺい)


魔力タイプ・精神型。属性・火、闇。


当作品の主人公。銀髪ロングヘアの蒼眼の童顔美少女。しかも小柄な身長の割に胸囲は男性が目を引くほどの若干のアンバランスな容姿を兼ね備えている。


だが中身は現実世界から転移してきた鬼塚勝平。年齢はリリアとは一個上の十六歳。


基本的には世間の流れに逆らわない男子高校生。最低限の努力と友人達と面白楽しく過ごせれば良いとの考え。


だが女性(リリア)になって人生は一変するが、基本的には性格は変わらない。だが異世界ということ、巻き込まれた形での転移ということ、ファンタジーゲームが好きという観点から、割と冒険的な性格でもあるが、度胸の具合は疎らでチキンがちでもある。


友人との関係は結構大切にするが、若干保守的でもある。


アイシアからは愛称としてリリィと呼ばれている。


・ガルヴァ・オルヴェール


魔力タイプ・精神型。属性・地。


リリア(本人)の父。無精髭を生やした平凡な顔立ち男性で、魔石採掘師を生業としている。


性格は非常に臆病で被害妄想も激しく、常におどおどしている。


娘を溺愛しており、娘があまりに可愛いものだからか、良かれと思ってとにかく危険なものがいっぱいあるのだぞと言い聞かせ、リリア(本人)の性格を捻じ曲げた元凶。


基本的には妻リンナ・オルヴェールには頭が上がらないが、リリアのこととなると、そっちしか見えなくなる傾向にある。


・リンナ・オルヴェール


魔力タイプ・肉体型。属性・火。


リリア(本人)の母。容姿はリリアを大人にしたバージョンという、がっつりとリリアの容姿に貢献している。


旧姓はリンナ・ガークバ。北大陸の出身。


性格は子供ができてからはある程度丸くなったものの、粗暴かつやんちゃだと言われており、サバっとした姉御肌な性格である。


この原因は育った環境にあり、北大陸出身である彼女は野心家でもあり、元冒険者であり、今現在は専業主婦である。


その経験から人間なんでもできるんだとリリアに言い聞かせ育てたが、大きな重圧(プレッシャー)を与える要因となった元凶。


冒険者としても専業主婦としても能力はあるのだが、料理の腕はイマイチ。


*二章*


・バトソン


リリアを王都ハーメルトまで送り届けることを引き受けてくれた、リリアの出身村の運び屋の中年男性。


・アイシア・マルキス


魔力タイプ・精神型。属性・火。


最初にリリアに助けられた娘の一人。


ショートヘアの灰色の髪の男性受けの良い可愛いらしい顔立ちに、凹凸がはっきりしたスタイルの女性。


性格は天真爛漫で常に明るく、少し子供っぽく天然ではあるが、常に周りを引っ張っていく存在である。


家族は父母と下に弟が二人と妹が一人というちょっとした大家族の長女。


同じ村のリュッカとは親友で、一緒に行こうとしたところをリリアに助けられ、後にリリアとの関係性も強いものとしていく。


抱き癖みたいなものがあり、スキンシップは激しめ。召喚魔である赤龍(レッド・ドラゴン)が幼少の頃に同じ癖がついたことに、身を震わせたりもした。


リュッカからは愛称としてシアと呼ばれている。


・リュッカ・ナチュタル


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


最初にリリアに助けられた娘の一人。


綺麗な三つ編みおさげの、この国では基本の赤毛娘。デコぱち、丸めがね、そばかす、スタイルも平凡とリリアやアイシアと比べると劣ってしまう容姿。


性格は物腰が優しく、しっかりとした性格。実家の影響から勤勉なところもあり、努力家でもある。


家族は父母の三人。自営業の解体屋を営んでおり、見聞を広め、将来的には父の営む解体屋を継ぐために王都へ向かうこととなる。


その影響もあって魔物に関する知識にも長けている。


同じ村のアイシアとは親友で、一緒に行こうとしたところをリリアに助けられ、後にリリアとの関係性も強いものとしていく。


リリア、アイシアの中では一番女の子らしく、ラバでは眼鏡を変えたり、前髪を伸ばしてみたりと、オシャレにも気を使う。


・ホスキン


アイシア、リュッカと共に王都へ向かうはずだった運び屋。


道中でアイシア達と共にホワイトグリズリーに襲われるものの、リリアに助けられる。その際に生じた怪我により、王都行きを断念する。


・ヨッテ


クルーディアの道具屋のおじさん。


・アソル


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


リリア達と王都の護衛を引き受けた冒険者の一人。


装備もごくごく初心者向けで固めた平凡な冒険者だが、ラッセとクリルを率いるリーダー。


リリア達の護衛を引き受けるまでは、魔物を倒したこともないへっぽこリーダーだが、一応自覚はあるようで、責任感があり、真面目な性格。


だがラッセとクリルの起こした騒ぎやリリア達の戦いぶりなどの影響から、勇気を出して戦いに勤しむ。


・ラッセ


魔力タイプ・肉体型。属性・水。


リリア達と王都の護衛を引き受けた冒険者の一人。


全身を黄金のような甲冑に身を固めた、とりあえず悪趣味の塊みたいな装備をしている。


アソル同様、魔物の討伐経験はなく、剣の振り方までど素人。


その割にはかなりチャラく不真面目であり、自己中心的な性格。


アソルのようにリリア達の戦う姿を見ても、特に思うことはなかったらしく、戦闘になると後ろに隠れるようなヘタレ。


・クリル


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


リリア達と王都の護衛を引き受けた冒険者の一人。


大きな片手斧を持ち、丸刈りの男性。


気が弱く、いつもアソルとラッセの言い争いの真ん中でオロオロしている。


ラッセとは違い、リリア達の戦う姿を見て思うことはあったようだが、性格上、勇気が出せず、ラッセと共にザーディアスに怒られたりしている。


・ザーディアス


魔力タイプ・肉体型。属性・闇。


リリア達と王都の護衛を引き受けた冒険者の一人。


大きな筒状のケースを背負い、顎髭がダンディな黒のロングのトレンチコートの長身の三十代ほどの男性。


アソル達とのパーティメンバーではなく、ソロの冒険者。ランクは最上位のSランク。


筒状のケースの中には武器である大鎌が収納されており、次元魔法を操れるよう、施されている。


とても気さくな性格で誰とでも気兼ねなく接することができることから、道中ではあっさりとアイシアと仲良くなったり、リュッカには戦い方のコツなどを伝授したりと面倒見も良い。


自称スケベおじさんと言っていることから、リリアは警戒していたりする。


基本的には名前呼びはせず、愛称呼びが多い。リリアは銀髪嬢ちゃんなど。


・クルシア・レイフィール


魔力タイプ・精神型。属性・火、風、闇。


リリア達がザーディアスと別れた後に遭遇する少年。


外見は十二歳くらいの美少年で、遠巻きから見れば女の子と間違えるほどである。


空色の青髪に白いメッシュが入り、その見た目に添うような幼いさが目立つ服装をしているが、実年齢は二十代中盤ほどだという。


この容姿にあった無邪気な振る舞いをする一方で、残虐にゴブリンの死体を漁ることから、内に黒い感情が宿っているようにも見える。


また価値観についても語るなど、哲学的な部分も見せる。


語尾には動物の鳴き真似を入れたり、歌は好きだがかなり音痴。


・グラビイス


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


リンナが元所属していた冒険者パーティのリーダー。


冒険者らしい鍛え抜かれたガタイの良い体格の男性。


パーティではバーク、フェルサと共に前衛を務め、頭脳派のジードと双璧となっている存在であり、肉体派の男性。


ちょっと先走る傾向にあったりするが、根はしっかりとした考えのある人で、バークやサニラ、獣人であり、露頭に迷っていたフェルサを受け入れるなど懐の深さも窺える。


・アネリス


魔力タイプ・精神型。属性・火。


リンナが元所属していた冒険者パーティの一人。


金髪の三角帽子を被った如何にもな女性魔法使い。


グラビイスのパーティではサニラ、ジードと共に後衛を務める。火属性ということから後衛でも攻撃役である。


普段は大人の色気を見せる女性であるが、酒が入ると性格が激変する。


・ジード


魔力タイプ・精神型。属性・水。


リンナが元所属していた冒険者パーティの一人。


眼鏡をかけたインテリ系の男性。


グラビイスのパーティではサニラ、アネリスと共に後衛を務め、水属性であることから基本支援に勤しむ傍ら、パーティの司令塔として奮起する。


リンナに恋心を抱いていた過去があり、酒の席でリリアに愚痴を吐いていた。


・バーク


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


リンナが元所属していた冒険者パーティの一人だが、上記の三人とは違い、リンナとの面識はなく、冒険者歴も年齢上浅い。


短髪の霞んだ金髪の男性。活発的な性格であり、天然的なところもある。


グラビイスのパーティではグラビイス、フェルサと共に前衛を務める。


元々はグラビイスのパーティに加入する気はなかったが、サニラの提案の下、熟練したパーティで勉強した方がいいとのことでサニラと共に加入。


冒険者になった理由としては、勇者ケースケ・タナカへの憧れ。サニラは馬鹿っぽいと否定している。


サニラとは幼馴染であり、デリカシーのない発言やサニラが不快に思う発言をすると足を踏まれては悶絶している。


・サニラ


魔力タイプ・精神型。属性・地。


リンナが元所属していた冒険者パーティの一人だが、バーク同様、リンナとの面識はなく、冒険者歴も年齢上浅い。


茶髪ウェーブが特徴的な可愛らしい女性。


面倒見が良くしっかりとした性格ではあるが、現実的(リアリスト)な部分もあり、周りが言うことを躊躇っていることもさらっと発言したり、ジードと共に作戦の考察をする傾向にある。


猪突猛進なバークを放っておくことができないのと、冒険者はお金になるとのことから冒険者になることに。


実家は父子家庭で、ろくでなしの父親と共に暮らしていたが、借金に追われる一方ということで、父親を冒険者パーティで根性ごと叩き直してもらうために叩き込み、自分は別パーティであるグラビイスのパーティへバークと共に加入。


現実的(リアリスト)な部分はこのことが背景にあったりする。


バークには恋心を抱いており、その発言に振り回されるように、バーク本人に八つ当たりをしたりする。


・フェルサ


魔力タイプ・精神型。属性・水。


リンナが元所属していた冒険者パーティの一人だが、バーク、サニラ同様、面識はなく、冒険者歴も浅い。


三角の立った犬耳、濁りかかった野性味のあるボサッとした短髪の黒髪の精悍な顔立ちの女獣人。


口数は少なく、普段は大人しい性格だが、敵意を向けられると感情が出て好戦的な部分もある。好き嫌いもはっきりしており、後に知り合うカルディナに対しては嫌悪感を持つ。


グラビイスのパーティではグラビイス、バークと共に前衛を務める。


北大陸に稼ぎに来てたグラビイス一行を助けたことをきっかけに加入。


元は南大陸の獣人の里から追放された過去を持ち、グラビイス達が受け入れる形となったが、フェルサの境遇から見識を深めてほしいと勇者校へと通うよう勧められる。


・ケースケ・タナカ


魔力タイプ・アンノウン。属性・火、水、風、地、光、闇。


かつて存在した勇者で、王都ハーメルトを中心に目覚ましい活躍をした人物。


その功績は語り継がれるほどで、王都ハーメルトでは特にその信仰心が強く、その思想がハーメルト王家に継がれているほどである。


・眼鏡売りのお兄さん


ラバの町でリリア達に話しかけてきた眼鏡売りのお兄さん。


何かとリリア達の助言的なことになりつつ、リリアから異世界技術を提供される人物。


*三章*


・テルサ・ミューレン


王都ハーメルトの勇者校、女子寮の寮長。


幼さが抜けないかなり小柄な女性。初対面の学生からは、寮長を務めている娘さんだと勘違いをされるのが鉄板ネタ。


それを後押しするように、一生懸命に働く姿が親の手伝いでもするかのように健気だったり、言い難い言葉には噛んだり、揶揄(からか)われるとムキになったりと、よく寮に住む生徒達から意地悪をされる。


・ユーカ


王都ハーメルトの勇者校、リリア達の先輩生徒。


見た目からノリまで、ギャル乗りの女性。


よくタールニアナと一緒にいては、テルサや後輩であるリリア達に話しかけてくる気さくな先輩。


時には女の子らしくしろと注意をし、リリアを振り回すこともしばしば。


・タールニアナ


王都ハーメルトの勇者校、リリア達の先輩生徒。


タレ目でいつも気怠そうにしている女性。


よくユーカと一緒にいて、ユーカのノリに付き合う姿が目撃される。


愛称はターナ。


・テテュラ


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


リリアが裏路地で対面した少女であり、同級生の少女。


ボブの青紫色の髪にキリッとした翠の目が印象的な肌白のモデルさんのような顔立ちの女性。


性格は冷静沈着だが、時折会話の中に冗談を入れて場を和ませることもある。


だがリリアと最初に出逢った時には、冷酷な瞳で襲ってくるなど、内に秘めたものがある人物。


・ハイドラス・ハーメルト


魔力タイプ・肉体型。属性・光。


王都ハーメルトの第一王子殿下。


茶髪のショートの落ち着いた髪型に紫がかった瞳、優男系のイケメン高身長という恵まれたルックス。


王子殿下ということもあり、かなりしっかりとした性格であり、公務やアクシデントなどの対応力も持ち合わせている。


だがユーモアもあり、とても友好的な人物でもある。実際、学校にもある程度の夢を持って入学するもハーディスの厳しい監視の下、断念せざるを得なかった。


だが王族としての立場があるせいか、心許す友達というのがあまり恵まれなかったが、似た境遇であるアルビオ・タナカには世話を焼く面が多くあり、婚約者(フィアンセ)のファミアとはほぼ唯一、アルビオや側近達同様の心の開き方をする。


家族やファミアからはハイドという愛称で呼ばれている。


・ウィルク・アーマイン


魔力タイプ・精神型。属性・水。


ハイドラスの側近の一人であり、リリア達の同級生。


金髪の優男系王子様風の男性。その整った容姿とは裏腹に、女性に対して簡単に甘い言葉をかけたりする三枚目。


ハーディスと共にハイドラスの護衛を務めるが、犬猿の仲なので揉めることもしばしば。


女性に対してはとにかく甘く、男に関しては適当ではあるが、割と苦労人でもある背景があり、それを理解しているハイドラスは微笑ましくいたりする。


・ハーディス


魔力タイプ・肉体型。属性・風。


ハイドラスの側近の一人であり、リリア達の同級生。


青々とした緑色のキノコ頭の小柄な男性。性格はとても真面目で同じ側近のウィルクと比べても歴然である。


ウィルクと共にハイドラスの護衛を務めるが、犬猿の仲なので揉めることもしばしば。


小柄な容姿以外は中々恵まれた才覚を持ち、ハイドラスの側近護衛として戦闘のみならず、情報収集なども熟している。


・カルバス・ドマイトス


勇者校騎士科教師兼一年生の学年主任。


ワンレンウェーブの片目に切り傷のある細身の三十代の顎髭の男性。


騎士科の先生ということもあってか、統率力のあるところも見せるが、あまり目立った活躍がなかったりする。


・マーディ・ヒューマディ


勇者校魔法科教師兼一年生の副学年主任。


上から下まで真っ黒の化粧の濃い魔女のようなおばさん。だが姿勢や所作などが整っていることからかなり厳格な仕事のできるおばさま。


リリアとアイシアの担任の先生でもあり、何かと派手で問題を起こしがちなリリアには手を焼かされている。


仕事に関してはかなり熱心に取り組んでおり、優しくではなく、厳しく教育を施していく。


・ピクード・マルファロイ


勇者校魔法科の男子生徒。リリアと同じクラスの貴族の男性。


目は小さく、鼻の穴がしっかりと丸く見え、下卑た笑みを浮かべる豚顔男。体型は立派な下っ腹ができた手足も短い不清潔デブ。


性格は貴族の肩書きに胡座をかいた自己中心的かつ傍若無人な性格。


リリアを自分の女にしてやると何故か自信満々に現れる豚……ではなく人間。


一人称は僕様。


・アルビオ・タナカ


魔力タイプ・アンノウン。属性・火、水、風、地、光、闇。


かつて王都ハーメルトを拠点として活躍していた勇者ケースケ・タナカの子孫が一人。


日本人特有の黒髪にアジア系の優しい顔立ち。平均的な日本人体型という、ガッツリ遺伝子を継いだ男性。


周りからは『勇者の末裔』と呼ばれており、ハーメルトの保護下にある存在。


その呼ばれる理由としては勇者と同等の能力を受け継いだことが大きな要因となっている。


しかし、その影響から家族関係は割とめちゃくちゃであり、信用できる人物も基本的にハイドラスを中心とした人物で固められており、恩恵の儀より側にいる精霊達には一番心を許している。


性格もそれらの影響を受け、かなり引っ込み思案で臆病な性格であったが、リュッカとの出逢いとある事件をきっかけに勇者としての片鱗を見せることとなる。


・エリック


勇者校魔法科の先生。


魔法科の魔法全般の授業を取り持つ。リリア達の召喚魔法にも立ち会った。


・ミルア・ハーキー


魔力タイプ・精神型。属性・地。


勇者校魔法科の女子生徒。


赤茶色のショートの女性でちょっとおっとりした性格。


ユニファーニとシドニエとは幼馴染で、学園に入った理由もシドニエが勇者校を目指したところがあったりする。


虫系の魔物が大の苦手で、森の魔物達を叫びながら引きつけたという悪循環が生まれたとか。


・ユニファーニ・ロア


魔力タイプ・精神型。属性・水。


勇者校魔法科の女子生徒。


つり目のサバっとした明るい女性で、基本ちょっかいを出すことが好きな悪戯好きなところがあるが、割とリアリストな部分も持ち合わせている。


ミルアとシドニエとは幼馴染で、学園に入った理由もシドニエが勇者校を目指したところがあったりする。


愛称はユファ。


・カルディナ・ワヤリー


魔力タイプ・肉体型。属性・風。


勇者校騎士科の女子生徒。


凛とした口調のブロンドが混じった茶髪ポニテールが印象的な女性。所作も他の貴族嬢とは違い、凛々しい佇まいを見せる。


王宮の騎士隊長を父に持つことから、性格もその凛とした騎士道を覗かせる清楚な性格だが、腹黒いところもあるようで、フェルサやリリアなんかをおちょくっているところもあった。


・ヤルカン・ダーナ


ハーメルト王宮魔術研究所代表。


口と顎に白いお髭を携えた白衣のような白いローブ姿のご老人。


基本的には魔術全般に精通するが、近年は勇者の日記の解読を進めている。


・ポチ(赤龍(レッドドラゴン)


属性・火。


アイシアの召喚魔。


召喚当初は幼龍だったが、すくすくとファンタジー世界で飛び交うような立派なドラゴンにあっさり成長。


主人同様、抱き癖がついていたが、大きくなるにつれてそれはマズイと躾けられている。


・インフェル(インフェルノ・デーモン)


属性・火、闇。


リリア(鬼塚)の召喚魔。


のっぺら坊みたいな凹凸のないつるっとした顔、漆黒の目、禍々しく山形に尖った口、顔の両隣にあるはずの耳の代わりに角が二本生えている。


首は長く、細マッチョ体型。身体は燃えるような溶岩が脈を打つ筋肉。手足は不気味なほどに細長い。指先も尖っているようだ。


鱗が重なってできたような黒く長い尻尾、コウモリのような大きな羽を広げている赤黒い人型。


かつて勇者に封印された悪魔の一体。


召喚当初は勇者に強い恨みを持っており、激昂していたが、リリアの説得に応じて召喚魔となる。


以降はリリアの魔力や個人を評価し、敬語を使い敬っている。


一人称は『我』。


・ビッツ・フェンナ


勇者校騎士科の男子生徒。


実力は並程度のお調子者でカッコつけたがり。


・ロバック・ウェルスト


魔力タイプ・精神型。属性・水。


勇者校魔法科の男子生徒。


自分に自信がない弱気な男性。


・アーミュ・ラサフル


勇者校騎士科の女子生徒。


ハイドラスやアルビオの側室、婚約者を狙う女子生徒の一人。


ブロンドの縦ロールの髪が特徴の貴族であることを鼻にかけた高慢で自尊心が強く、身勝手な性格の貴族嬢。


ある授業の際にリュッカを敵視し、命を脅かそうとした張本人。


・ソフィス・ロバティエ


勇者校騎士科の女子生徒。


橙色の瞳が特徴の女性。


王都の女性騎士に憧れて入学を希望するも、性格が災いしてか、リュッカを陥れるアーミュに加担する羽目になる。


・アライス・ワヤリー


王宮騎士団の六人いる騎士隊長の一人。


立髪から髭まで、まるでライオンのような顔立ちと筋肉質で大柄な印象が強いおじ様。


カルディナの父でもあり、カルディナを指南していたが、理想の娘とかけ離れてしまったことから、酷く後悔しており、リリアを紹介された時は、女の子らしい友人を持って感動したほどである。


・フィン


属性・風。


小生意気そうな面構えのつんつん頭、黄緑色に発光している少年姿の風の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体であり、アルビオとは一番仲の良い精霊。


性格はアルビオとは正反対で、やんちゃで生意気な性格。


その性格も相まってか、決断力や判断力のない当時のアルビオを励まし、積極的にフォローしてきた。


風属性ということもあり、攻防優れた戦闘感もあり、アルビオも非常に頼りにしている。


アルビオのことはアルと呼ぶ。


・ミルドレイド・アーバルチェ


ハーメルト三校の学園長。


長髪の白髪に長いお髭と仙人のようなローブ姿の絵に描いたような学園長。


実力や指導者としては優秀ではあるのだが、どうにも気の弱い部分もある。


*四章*


・ナタル・ミューラント


魔力タイプ・精神型。属性・風。


勇者校魔法科の女子生徒。


サワーグリーンの長髪に、生真面目気質な表情が抜けない顔立ちが特徴的な女の子。


彼女は、ザラメキアの森を抜けた先にある港町アリミアの町長兼領主の娘嬢である。


リリア達同様、寮生活をしており、ユーカやタールニアナによく注意する姿を見かける。


・シドニエ・ファルニ


魔力タイプ・精神型。属性・地。


勇者校騎士科の男子生徒。


霞んだような色合いの金髪、翠玉のような透き通った色の瞳、顔は小さく女よりの顔立ちの小柄な男性。


建国祭にて行われるパラディオン・デュオのリリアのパートナーとして選ばれるが、実力はからっきしの底辺。


その理由としては肉体型が主流の騎士科に、精神型として入ったのが要因とされている。


勇者に強い憧れを持っているからこそのことだったが、上手くはいかずにいた。


だがリリアとの出逢いから、変わっていくこととなる。


性格は大人しめの性格であがり症。その影響か、時々噛んだりする。


・ルイス・エルギット


魔力タイプ・精神型。属性・光。


勇者校魔法科の女子生徒。


リリアより小柄なショートのピンク髪の幼女体型の女の子。


性格はとても前向きでおてんば、変にドヤ顔を決める自己主張が強い女の子。


パラディオン・デュオではアルビオのパートナーとして選ばれることから、シドニエと並列して魔法科最下位の実力の持ち主。


その理由としては精神型、光属性特有のものであり、後にアルビオや精霊達の努力により改善され、その影響もあってか、恋心を抱くようになる。


・メルリア


属性・水。


水のように透き通り、太陽の光が反射して煌めくような乙女の姿をした水の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体。


フィンとは違い、かなり大人しく達観した性格の持ち主なのか、子を見守るように浮かぶ印象が強い。


・ユーディル


勇者校魔法科の男子生徒。


パラディオン・デュオでのソフィスのパートナー。


・マルク・マリエール


魔力タイプ・精神型。属性・地。


技術校の女子生徒で、シドニエの武器を探していた際に、声をかけた双子の一人。


まるっとした艶のあるピンク髪に顔が丸く、目元はパチクリとしており、前髪が左わけにカールしているのが姉のマルクである。


能力自体は優秀なのだが、性格は弟より面倒くさがりなところがあるようで、弟であるエルクに任せることも度々。


その元凶としては弟が姉をベタ褒めする傾向にあり、あまり女性らしい身体付きではない姉を褒めることもあり、調子に乗っている面もある。


口癖は『弟よ』をつけること。


・エルク・マリエール


魔力タイプ・精神型。属性・地。


技術校の男子生徒で、シドニエの武器を探していた際に、声をかけた双子の一人。


容姿に関しては双子ということもあり、ほぼ姉マルクにそっくりだが、前髪が右わけにカールしていることと、髪色は茶髪なのだが、姉に寄りたいという傾向から、若干ピンクがかっている。


能力は優秀で、性格も真面目で実直なのだが、度の超えたシスコン部分をチラつかせることもある。


よく姉マルクに自分の説明を確認することから、姉は自分の考えと同じ、もしくはそれ以上の考えを持っていると勝手に思い込んでいたりする。


ちなみにゴーレムは戦隊モノのロボみたいな外観だったりすることから、少年心を持った可愛い一面もある。


人形使い(ドールマスター)


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


かつて西大陸で最悪にして災厄の事件を引き起こした人物の通り名。


当時のナジルスタという国を『人形の国』『奴隷国』『不審死の国』など、悍しい肩書きを背負わせた。


その影響により、ナジルスタは『帝国』と呼ばれるほどの繁栄をもたらし、西大陸を『闇殺しの大陸』と呼ばれるようになるという、西大陸に多大な影響を与えた人物。


・メルティアナ・ハーメルト


王都ハーメルトの姫殿下であり、ハイドラスの妹。年齢は十歳。


あどけなさが残る可憐な容姿であり、王族の教育を受けてはいるが幼さが残る可愛げのある性格の持ち主。


そのせいか、ウィルクなどからも弄られたりすることもあり、皆のマスコット的な部分もある。


だが時折り、歳とはそぐわない気丈さも見せるところから、おませな部分、頼もしい部分などがあったりする。


ハイドラスのことは、ハイド兄様と呼ぶ。


・ハセン


東大陸のギルドマスター。


巨漢な筋肉質の白髭の爺さんで、ギルドマスターを務めるだけあってか、豪快な振る舞いを見せるが、指導力を見せることもあり、知略にも長けている。


・レイゼン


ミューラント家の執事。


しっかりとした物腰の清潔感のある老紳士。


元は冒険者でもあり、実力もあることから、迷宮(ダンジョン)探索なども容易に行える万能執事。


・ジェイル・ミューラント


港町アリミアの町長であり、ナタルの父親。


・ナルビア・ミューラント


ナタルの母親。


・ティナン


魔力タイプ・精神型。属性・水。


王宮魔術師団の六人いる隊長の一人。水の魔術師団隊長。


純白のローブに身を包んだ大人しそうな顔立ちの女性で、基本的には治療や救護を任される部隊のリーダー。


・アイナ・ヒューマン


魔力タイプ・精神型。属性・風


王宮魔術師団の六人いる隊長の一人。風の魔術師団隊長。


主だっては飛行支援や情報収集など行なう部隊のリーダー。


使う魔法は風のみならず、類似される属性の雷も使用する。


・オリヴァーン


魔力タイプ・肉体型。属性・水。


王宮騎士団の六人いる隊長の一人であり、王宮騎士団のトップでもある。


がっしりとした体型の細マッチョに、常に銀の鎧に身を包んだ精悍なおじさまで、部下達にも信頼が厚い温厚な性格。


幼いハイドラスとアルビオの稽古も担当しており、剣術も嗜んではいるが、槍使いである。


・ヴァート・ヤギュール


魔力タイプ・精神型。属性・地。


王宮魔術師団の六人いる隊長の一人。地の魔術師団隊長。


魔石の加工技術が優れていることから、スカウトされた経験があり、今の役職を任されている。


基本的には魔石の加工、研究、調査など魔石関連の仕事を任されているが、災害対策なども行なう縁の下の力持ち的な部隊のリーダー。


だが本人は卑屈的で、あまりこの役職は乗り気ではない。


・ガイツ・クリプファ


魔力タイプ・精神型。属性・火。


王宮魔術師団の六人いる隊長の一人。火の魔術師団隊長。


魔物の討伐や迷宮(ダンジョン)探索などの護衛や討伐任務にあたる部隊のリーダー。


とても好戦的な性格をしており、周りが巻き込まれることもしばしば。


・ザドゥ


属性・闇。


常に影に潜んでおり、本体は不明の闇の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体。


喋る時は必要最低限のことしか話さず、寡黙な性格。情報収集なども長けており、無数の影から情報を得る。


・ルイン


属性・光。


水の精霊と同様の女神のような姿をしている光の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体。


光の精霊ということもあり、とても落ち着きのあるしっかりした性格の持ち主で、精霊達の仲裁役にもなっている。


バザガジールとの戦いを境に、フィンとタッグを組んで二刀の剣の一角を担う。


・アルヴィ


属性・地。


エルフのような格好をして、腰巻きにはフルートのような笛を指しているフィンと同じくらいの小人の姿の地の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体。


騒がしく、お調子乗りなあどけない性格の持ち主で、フィンと共にアルビオを揶揄ったりもする。


・ヴォルカード


属性・火。


がっしりとした筋肉質な身体の上半身。足は無く、幽霊のような尻尾みたいなものを揺らめいている火の精霊。


アルビオと契約している精霊の一体。


堅苦しい喋り方から硬派で真面目な性格で、火の精霊の割にはあまり暑苦しくない。


・オスティム


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


王宮魔術師団の一人で、闇魔法使いとして王宮に仕える魔術師。


主に犯罪者の尋問や呪術などの解読など、闇属性限定で行えることをやっており、得意な系統は抹消。音などを遮断する魔法を得意とする。


・魔人マンドラゴラ


属性・地、闇。


マンドラゴラが魔人になった名称。


ボサボサの雑草みたいな頭、細身がかった貧相な身体付き、ボロ布を羽織った惨めそうな人間の姿をしている。


魔人に進化したばかりということもあり、性格は残虐かつ非道、嗜虐心(しぎゃくしん)が疼くのか、常にニタニタと笑みを零し続け、相手を追い詰める傾向にある。


マンドラゴラということもあり、戦い方は音波攻撃や植物系の魔物の使役などを行なう。


・バザガジール


魔力タイプ・肉体型。属性・闇。


ある組織に属する殺人鬼。


すらっとした長身に着崩した紳士服を着こなし、朱餡(しゅあん)のオールバックロングの髪と狐目が印象的な若い男性。


物腰や喋り方などは紳士的であり、一見穏やかな性格の人物に見えるが、ブラックリスト入りするほどの最高危険度の人物であり、我が身一つで、国ひとつ滅ぼすことも容易な実力を誇り、戦闘になると喜んで拳を打ち込む戦闘狂。


強者と噂される人物と戦いを挑んでは殺すということを繰り返し、中には国の重鎮に関わる人物の抹殺なども行なっていることから、実力と共に悪名も上がっている。


戦い方は基本武器などは使用せず、拳や蹴りなどの体術一本。磨かれた戦闘センスはズバ抜けており、超速攻撃、歩行術、状況把握から反応速度、魔力濃度まで最高クラスの実力。


そのせいもあってか、自分に合う実力者と殺し合いたいという願望を持ち合わせているスリルジャンキーであり、興味の持てない者には『蝿虫』と呼び捨てる。


*5章*


・ハーメルト国王陛下


ハイドラスとメルティアナの父であり、ハーメルト国王陛下。


容姿はハイドラスを大人にしたような風貌で、髪は綺麗な長髪。


性格は穏和な性格だが、国王陛下というだけあって切り替えは上手であり、分別を弁えられる人物。


・ラヴィ


ハーメルトに店を構える店長兼デザイナー。女神の羽というランジェリーショップを経営。


金髪ツインテのバッチリメイクのギャルのような奇抜な容姿をしているが、かなり優秀な商売人。


以前、リリアに下着のモデルを依頼してからというもの、リリアから酷く警戒される人物となる。


・ヤキン・バーチュア


ドゥムトゥスのドラゴンの騎乗の訓練講師。


アイシアに騎乗を指導した人物。


・レオン


ドゥムトゥスで龍操士(ドラゴンライダー)を志す少年。


茶髪のツンツン頭に、ちょっと目付きの悪いキザ系の男性であり、見た目通りのクール系男子。


ヤキンのサポート役としてアイシアの騎乗訓練に付き合ったが、アイシアの才能に驚きと戸惑いを見せており、気になっている。


・ロイド・カーチェル


カーチェル劇団の団長。


歌のお兄さんみたいな教育テレビに出てきそうな体格と愛想の良い男性。


リリア達に建国祭の時に、魔人事件の出来事を演劇にさせてほしいとお願いをしに来た人物で、団長、まとめ役ということもあり、落ち着いた誠実な性格。


・キャンティア・モルモ


カーチェル劇団の劇団員兼脚本家。


ベレー帽のような物を被る女性。


常に情報収集をしているのか、落ち着きがなく、インタビューの時もマイペースに質問をぶつけ、リリア達を疲労困憊にまで貶めた。


・ヘレン・キャナル


魔力タイプ・精神型。属性・水。


カーチェル劇団の劇団員。


魔人事件の主役を演じるというだけあり、容姿はリリアそっくりの女性。瞳の色だけが違い、赤茶色である。


好奇心と向上心が強く、この劇団に入団したのも、故郷で観た演劇がきっかけで飛び出してきたという行動的な性格。


・デュノン・マルキス


魔力タイプ・肉体型。属性・水。


アイシアの弟であり、マルキス家の長男。


アイシアとそっくりの灰色髪が特徴の少年。


下に二人、上には子供みたいな姉を持っている影響か、兄妹の中で一番落ち着いた性格。


だが十三歳ということもあり、思春期真っ只中で、人懐っこい姉の抱擁には、思春期の男の子特有の気恥ずかしさがある様子に、リリアは心の中で同情を向けていた人物。


・ナルシア・マルキス


魔力タイプ・精神型。属性・火。


アイシアの妹であり、マルキス家の次女。


オレンジがかった茶髪の少女で、素直で元気いっぱいの少女。


特に姉のことが大好きで、再会してからも抱き合ったり、側を離れなかったりとアイシアに似た人懐っこさがある。


・アイシア母


とても天然で穏和な性格で、子供達と一緒に輪になって喜んだりする童心の抜けない女性。


その様子を長男デュノンが呆れたのは言うまでもない。


・アイシア父


嫁以上ではないが、どことなく天然気があることから、こちらも長男デュノンが呆れたりするほど。


・フェノン・マルキス


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


アイシアの弟であり、マルキス家の次男。


他の兄妹と違い、身体が弱く、病弱体質な少年。


そのせいもなのか、母親似なのか、ちょっとのんびりした性格。


・リュッカ父


細マッチョで笑顔が素敵な短髪赤髪の男性。


自営で解体屋を営んでおり、仕事柄汚れることが多く、白いタオルをバンダナのように身につけ、血の滲んだエプロン姿でいることが印象的。


デリカシーという言葉を捨て去った豪快な性格で、リュッカの教育に良くないと妻からよくお叱りを受ける。


・リュッカ母


艶めくロングの赤髪以外は少々素朴な感じの女性。


そのことを旦那に聞かされた時は、思いっきり引っ叩くという、旦那に負けず劣らずな気丈かつ優しい性格。


・シェイゾ・ランペル


魔力タイプ・精神型。属性・水。


南大陸から逃げてきた男性エルフ。ナディの兄。


迷宮(ダンジョン)に引きこもっていたところをリリア達に救出されたが、人間嫌いを拗らせているせいか、あまり友好的ではない。


リリア達をスライムや霧などで追い払おうとした。


妹には甘い。


・ナディ・ランペル


魔力タイプ・精神型。属性・風。


南大陸から逃げてきた女性エルフ。シェイゾの妹。


迷宮(ダンジョン)に引きこもっていたところをリリア達に救出。兄とは違い、人間をわかり合おうとする心優しい性格。


転移石を作っては投げつけて、向かってくる冒険者を帰していた。


・イレス


魔力タイプ・肉体型。属性・火。


パラディオン・デュオでのナタルのパートナー。


槍使いの男性で、考え無しの短絡的な猪突猛進男。だが成せばなるタイプの素養が見受けられる。


・エノール


パラディオン・デュオでのユニファーニのパートナー。


自分に酔いしれる傾向にあるキザな貴族の男性。


・ライボル


パラディオン・デュオでのミルアのパートナー。


こちらも自分に酔いしれる系の痛い貴族の男性で、勇者をリスペクトしている影響か、黒髪に染めたり、服装を真似たりしている。


・ビルマ


魔力タイプ・精神型。属性・水。


パラディオン・デュオでのハーディスのパートナー。


氷結系の魔法を得意とする。


・カリウス


勇者校魔法科の男子生徒。


パラディオン・デュオのリリア、シドニエペアの決勝トーナメント一回戦の相手。


・ニンラ


勇者校騎士科の女子生徒。


パラディオン・デュオのリリア、シドニエペアの決勝トーナメント一回戦の相手。


・リカルド・アーヴェル


魔力タイプ・肉体型。属性・水。


貴族校の男子生徒。パラディオン・デュオ本戦の出場者。


貴族校出身ということもあり、とても礼節に長けており、紳士的な印象の男性。


以前からリリアのことを目にかけており、求愛するも断られ、最終的にはシドニエと一騎打ちをすることとなる。


・バーツ


ドゥムトゥスから来たレオンの友人。


チャラい。


・ファミア・ラージフェルシア


ラージフェルシア王国第一王女。


ハイドラスの婚約者(フィアンセ)であり、幼少の頃から付き合いのある女性。


本人曰く弟が王位を継ぐため、政略結婚の道具と言っているが、ハイドラスを積極的に虐めていたことから、割と乗り気な雰囲気も見せており、ハイドラスからすれば心の傷(トラウマ)の元凶。


・ユーキル


魔力タイプ・肉体型。属性・闇。


ファミアの側近警護担当。


常に黒フードを被る王族の側近とは思えぬ身なりの男性。だがファミア自身、特にお咎め無しということ。


かなり物静かな性格であるが、ファミアに対する忠誠心は強く、ロボットのように命令に従う。


武器は黒刀。


・バルティナ・スナフキー


技術校二年の女子生徒。パラディオン・デュオ本戦の司会進行役。


・オルビー・デュッカ


技術校二年の男子生徒。パラディオン・デュオ本戦の解説役。


・マーチ


魔力タイプ・精神型。属性・水。


貴族校の女子生徒。パラディオン・デュオではリカルドのパートナー。


・ニルス


ヴァートの部下。


・ファーメル


ヴァートの部下。


・テテュラ父


西大陸の貴族であり、水属性持ちとしての治癒魔法術師として活躍していた家系の当時の当主。


テテュラが闇属性とわかると没落し、その地に落ちた信頼をテテュラの弟にしてもらおうと、テテュラを拷問にかけた張本人。


・テテュラ母


テテュラ父の嫁であり、テテュラが闇属性とわかった時、拷問に加担している。


・テテュラ弟


テテュラの弟であり、変貌した父に半ば強引に拷問に加担させられるが、最終的にはそれが正しいことだと歪んでいく。


*6章*


・ドクター


魔力タイプ・精神型。属性・地。


道化の王冠(クラウン・クラウン)に所属するメンバーの一人で、組織の財政管理や人工魔石の生成などを行なっている。


北大陸で自分のやりたいことを認められなかった過去を持ち、それらを行なうために道化の王冠(クラウン・クラウン)に所属。


本名はゲイン・バッカルビル。


クルシアやテテュラに人工魔石を埋め込み、半魔物化させている張本人。


性格は愛想が無く、自尊心の強いクール系の男性で、興味が無い話には全く興味を示さないが、自分の好奇心や探究心がくすぐられる時は、研究家気質な熱意を見せる。


自分の研究自体に高いプライドを持っていることから、美学に反することを嫌う傾向にある。


・ハイディル・エルタニア


レイフィール家の執事長。


幼少の頃のクルシアを語れる数少ない人物。


現在はクルシアに拷問されたレイフィールの当主、夫人、長男を養護をしながら屋敷を一人で管理している。


・クルシア父


心根の優しいく聡明な人物。


貴族としてはかなり心が広い人物だったようで、クルシアとその兄には最低限の貴族教育しか行わず、個人を尊重していた節がある。


だがそれが災いすることを被害に遭うまではわからなかったという。


・ネネ


魔力タイプ・精神型。属性・水。


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバー。


淡い黄土色の髪をした白いローブの幼女姿の女性で、カミュラと同じ歳。


よくカミュラに揶揄(からか)われ、子供扱いを受けるほど子供っぽく、人見知りも強いが、治癒魔法を得意とすることから仲間から頼られることも多く、しっかりとした部分も持つ。


・カミュラ


魔力タイプ・精神型。属性・闇


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバー。


黒い修道院のような服装をし、半透明のアラビアンマスクをつけていた女性。


死霊使い(ネクロマンサー)であり、フルートの音色で魔法の発動や死霊の召喚などを行なう手練れ。


ネネとは幼馴染で、闇属性と判断された自分と共に真実の羽根(トゥルー・フェザー)へと入った経歴がある。


・ユネイル


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバーで創設者の一人。


七光りの嫌なお金持ちの金髪ロングヘアの嫌味たらしそうな顔つきの男性だが、中身はチャラいが人情のある性格。


真実の羽根(トゥルー・フェザー)を作る理由も、ギルヴァの想いに応えたいという意味も込めて、参加している。


とはいえ女好きなところもあり、カミュラには簡単にあしらわれていたりする。


・ギルヴァ・ヴェルマーク


魔力タイプ・肉体型。属性・闇。


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバーで、創設者の一人。


紅葉色の髪色のどこか垢抜けない顔立ちの男性。


クルシアに対し、非常に思い入れの強い人物であり、この真実の羽根(トゥルー・フェザー)を作った理由もそこにある。


・テルミナ・クリスエルト


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバーであり、そのリーダーを務める。


左眼を眼帯で覆う清楚な物腰で聖女の貫禄すら見せる女性だが、その中には人に対し、酷い恐怖心を覚える影がある。


リーダーを務めているのはその恐怖心の克服と、戦闘面がほぼ皆無であることが理由。


読心術の使い手であり、その過去から片目を抉り取られている。


・マーチェ


真実の羽根(トゥルー・フェザー)のメンバー。


普段は諜報員として活動しており、リリア達との遭遇時は、五星教に潜入していた。


性格は鬱陶しいほど明るい性格で、どこにでも臨機応変に対応できる順応性も持ち合わせている。


・アルビット・マンシュリー


魔力タイプ・精神型。属性・水。


帝都ナジルスタにて五星教狩りをするため現れた指名手配犯。


派手な紫の髪色にだらんと舌を伸ばし、ノースリーブを着こなす妙にやせ細った毒々しい見た目の男性。


血を凝固させて戦うタイプであり、自分の身体を裂くなどの狂った行動もするが、その術式の技術の高さから繊細さも窺える。


狂気じみた戦い方の割に、お金の方に興味が強く、割に合わない仕事はしないなど、仕事を選ぶ傾向もある。


・ヒューイ・ウェンキュリー。


魔力タイプ・肉体型。属性・水。


五星教女神騎士の一人で、水属性のリーダー。


幻想的な雪色の髪色、ふわぁとしたショートヘアにジト目のように目蓋を落とした人形みたいな少女。


身体も細々としているが、小柄な身長からは似合わない長剣『雪兎』を使い、得意の剣術は抜刀術。


感情表現や言動が希薄かつ少なく、ぼんやりとした性格。


ユネイル曰く胸はぺったんこではないということ。


・リグ


五星教に所属するヒューイの側近。


結構なオーバーリアクションが目立つ二十代男性。


ヒューイのことが可愛いのか、だいぶ過保護だったり、甘やかしたりなどしている。


・メルトア・キューメル


魔力タイプ・肉体型。属性・火、地、光。


五星教女神騎士の一人であり、総指揮者にして光属性リーダー。


金髪とオッドアイが印象的な可愛らしい顔立ちの女性だが、常に冷酷な表情をしている。だが闇属性以外には時折、優しい笑顔を見せたりする。


闇属性に対しては深い憎悪を持っており、命乞いをしていようが、子供であろうが即抹殺を敢行するほど冷酷で、闇属性に対する制裁案を色々と成立させている。


その剣の実力もさることながら、三属性(ドライ・エレメント)という稀有な存在でもある。


片手剣『月光』を使い、肉体型では発動不可能な魔法を使用することも可能な魔法騎士。


ユネイル曰くあの鉄鎧から胸のサイズはおおよその検討はつくものの、ハッキリと知りたいと渇望している。


・ラルク・ジェノン


五星教に所属するメルトアの側近兼幼馴染。


メルトアが強いこともあり、基本サポートに徹するため、情報収集や戦後処理などをメインの仕事としている。


メルトアの過去を知っているせいか、過激な政策、行動をどうにも止められずに見守っている。


・リンス・ヴァーレット


魔力タイプ・肉体型。属性・火。


五星教女神騎士の一人で、火属性のリーダー。


燃え盛る紅蓮の炎のような髪色のツインテールが印象的で、感受性が豊かな少女。


子供の見た目の割にはビキニアーマーなどを身につける過激な一面があり、それを彷彿とさせるように性格は活発的で短絡的かつ好戦的、豪快な戦い方を好む。


大剣『紅蓮』を豪快に振り回して戦う。


ユネイル曰く胸はぺったんこ。


・チェシー


五星教に所属するリンスの側近。


猪突猛進なリンスを宥める用みたいな人物であり、語尾には『ッス』とつける後輩気質を見せるが、若干茶化し気味でもある。


・リアン・ハイル


魔力タイプ・肉体型。属性・風。


五星教女神騎士の一人で、風属性リーダー。


草原のような黄緑色の髪色のポニテール、包容力を見せる優しい顔立ちの女性。


魔物の討伐や闇属性の断罪の仕事は好まず、人を助けることをメインに活動している。


その影響と人当たりの良い優しい性格のおかげか、過激な面が目立つ五星教が、民衆に受け入れやすくなっている要因になっている。


武器は二刀流の剣『風花』を使って戦い、迅速迅雷の言葉が当てはまるほどの身のこなしを見せる。


ユネイル曰く包容力を証明するかのように、豊満な果実が実っているそうだ。


・ガオル


五星教に所属するリアンの側近。


頭でっかちな部分があり生真面目な気質の男性で、リアンの行動から尊敬の念を強く抱いている。


・奴隷商


ファニピオンにいる奴隷商の一人で、クルシアが指定した『歌鳥の鳥籠』を表しているオークション会場を持つ人物。


普段は被服屋を営んでいるが、裏では人身売買に明け暮れている。


・アリア・サヴェール


奴隷商の元で売り出されていたブルーグリーンの髪色の女性。


ギルヴァとは幼馴染であり、歌を得意とする。


パルマナニタにて幼馴染達を献身的に待っていたところを奴隷商に拐かされている。


ミナール・ハイドライト


魔力タイプ・精神型。属性・地。


五星教女神騎士の一人で、地属性リーダー。


性格は温厚で大人しく、フードを深く被っているが、茶髪と丸メガネがフードから顔を覗かせている。


地属性と性格の影響か、五星教の縁の下の力持ちのようなポジションである。


唯一の精神型ということもあり、魔法をメインで戦う。魔導の杖『地鳴(ちめい)』を使用する。


ユネイル曰く隠れ巨乳であって欲しいとのこと。


・ウィンティス


属性・風、闇。


クルシアの召喚魔。


ヤギのような角が二本、尖ったクチバシのような顔面に紅い目だけが不気味に光っている。身体と手足は枝木のような細さでありながら、アンバランスな大きさの翼が生えている。


かつては勇者に封印された悪魔の一体。


性格はクルシアを称えることから、悪魔らしい非情かつ非道な性格。


一人称は『ワタクシ』。


・リュエル


魔力タイプ・肉体型。属性・地。


道化の王冠(クラウン・クラウン)に所属するメンバーで、『原初の魔人』の捜索を行なっていた兎型の女獣人。


真っピンク髪のバニースーツ姿が良く似合う完璧なプロポーションの持ち主。


元は奴隷でテテュラと同時期に鍛え上げた獣人で、実力も獣人の天性によるものもあり、かなりの強者。


拾ってくれたクルシアに溺愛しており、『ダーリン』と呼んではスキンシップを試みるも軽くあしらわれている。


そしてクルシア以外には微塵も興味はなく、クルシアの悪口や怪我などを負わせようものなら、狂ったように激怒するヤンデレ。


・ナジルスタ大統領閣下


帝都ナジルスタのトップ。


前大統領と違い、闇属性持ちにも寛容な考えを持つ指導者。


*6.5章*


・ニナ


ヘレンのスクール所属時の友人であり、ルブルス調査隊の一員。


銀髪ショートの細身の女性。ヘレンの友達で、遺跡の探窟や調査などを行ないたいとルブルスの元で働いている。


・ルブルス


ルブルス調査隊のリーダー。


ニナの上司に当たるお爺さんで、北大陸の雪の下に埋もれた歴史的遺産の調査を長年行なっている人物。


・サドラ・クウィンティ


魔法学の研究機関に所属するサルドリアの助手。


眼鏡が良く似合う爽やか系好青年(イケメン)で、ヴァートとは顔馴染みであり、ヴァートとは正反対の気さくな性格。


・サルドリア


魔法学の研究機関に所属する研究者。


ボサッとした赤紫色の長髪眼鏡の自堕落そうな女性。


魔法学を研究しているが、特に魔石学を特に熱心に研究しているマッドサイエンティスト。


酒癖が悪く、ヴァートは強い苦手意識がある。


・ユーク


考古学研究を行なう機関に所属している研究者。


・ラミア・カーミラ


北大陸の研究機関にて生物学の研究を行なっている研究者。


サルドリアとは違い、ある程度の常識を弁えた人物。


・ヴェイク・キャナル


ヘレンの父親であり、魔法学のお偉いさん。


普段は毅然としたゆとりを持った優しい男性だが、娘が大好きなので、戻ってきた時は内心、大喜びするなど可愛らしい一面もある。


・ミレン・キャナル


ヘレンの母親。


優しく、ユーモアも効く女性で、ヴェイグのことを揶揄ったりする場面も見られる。


・リーナ


ヘレンのスクール所属時の友人。


金髪ツインテールの娘でツンデレというテンプレ。


・ラチェット


ヘレンのスクール所属時の友人。


茶髪の活発的な表情の男性。


・ジェーン


ヘレンのスクール所属時の友人。


クールぶってるキザ系の男性。


・ライラ・シスベル


歴史学棟で精霊研究を行なっている女性。


普段からだらしなく、研究室も物が散乱するほど生活感は無く、おっとりとした性格と喋り方をするが、フィンを見た瞬間に目の色を変えるなど、研究者気質なところも見せる。


・ライセル


ヘレンのスクールでの顔馴染みで、主席の実力を持つ冒険者。


・バルドバ


魔力タイプ・精神型。属性・地。


ヘレンのスクールでの顔馴染みで、主席の実力を持つ冒険者。


ヘレンに好意があるようで、何かと理由をつけては付き合えと交際を申し込んでいる。


・ファナ


ヘレンのスクールでの顔馴染みで、主席の実力を持つ冒険者。


*7章*


・龍神王


原初の魔人の一人で、ドラゴンが進化した姿。


民族衣装に身を包んだ鍛え上げた肉体美の胸板などの筋肉が見え隠れする長身の男性。


通常の魔物が魔人化するのとは違う方法で進化した魔人なので、サトリを築いたような達観した性格の持ち主。


人間のアリシアを想っており、人間に対しては寛容な考えもあるようで、西大陸に訪れていたアイシアを救出したりすることもあった。


・ホワイト


属性・光。


龍神王の側近。種類としては聖龍(ホーリー・ドラゴン)と分類される。


龍神王や龍の神子とされるアイシアには、強い忠誠心を見せるが、他の人間に対しては見下す傾向にある。


ドラゴンの際はフィンほどの小型で真っ白な身体に紅い目が特徴的。擬人化した際は白髪の幼女の姿。


後にアイシアの召喚魔となる。


・ノワール


属性・闇。


龍神王の側近。種類としては黒龍(ブラック・ドラゴン)と分類される。


武人のような硬派な忠誠心を見せ、ホワイトのように他の人間を見下すようなことは無い。


ドラゴンの際はポチよりも大きな全身真っ黒なドラゴン。擬人化した際は筋肉質の巨漢の男性姿。


後にアイシアの召喚魔となる。


・エメラルド


属性・風。


龍神王の側近。種類としては風龍(ウィンド・ドラゴン)と分類される。


爽やかで落ち着きのある性格でノワール同様、人間を見下す傾向は無い。


ドラゴンの際はエメラルドグリーンの美しい身体のドラゴン。擬人化した際は優男系イケメンの男性姿。


後にアイシアの召喚魔となる。


・ダイア・ガイ


ドゥムトゥスの龍操士教育学園の学園長を務める人物。


・エヴォルド


レオンのパートナードラゴン。


・ジルバ


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


魔物を専門とする(さら)い屋で、ユンナ達と行動している。


派手目な色濃い金髪ツインテールに、血のように紅い赤眼、幼子のような軟そうな肌質の容姿。


幼女体型の割に高圧的なお嬢様口調に妾という一人称が一人歩きするような違和感を持つが、興奮すると田舎の方便が出る。


奴隷術を得意とし、魔物や獣人であれば鞭一打ちで洗脳できる。


・ユンナ


魔力タイプ・精神型。属性・闇。


魔物を専門とする(さら)い屋で、ジルバ達と行動している。


気怠げそうにトロンとした赤眼が印象的な草原のような爽やかな黄緑色のミディアムロングの女性。


たるーんとした喋り方でよく少年を追いかけ回す姿が見受けられ、捕まえた少年をぬいぐるみのように抱きかかえ、全力で甘やかすのが趣味という生粋のショタコン。


思春期真っ只中の少年からすれば嬉しいやら悔しいやら情けないやらで困惑するという。


・バーバル


魔力タイプ・精神型。属性・地。


魔物を専門とする(さら)い屋で、ジルバ達と


不良娘みたいな口調の褐色の肌に赤眼の銀髪ロングの女性。


男はこうあれと鍛え上げようと、少年に対し、無理難題を押し付けることが多々あり、理想の男を作ろうと紛争する隠れショタコン。


同じショタコンのユンナとは趣味があっても、考え方が合わず、口喧嘩ばかりしている。


ちなみに本人はショタコンを頑なに認めない。


・リヴェルド


エルフの里にて族長の側近をしていた人物。


南大陸で奴隷にされていたシェイゾとナディを救った張本人。


・ディーヴァ


魔力タイプ・精神型。属性・風。


エルフの里ヴィルヘイムを守る、エルヴィントの戦士隊の隊員。金髪ポニーテールのエルフの女剣士。


しっかりとした真面目な性格ではあるが、人間に対する印象はあまり良くなく、最初こそ嫌悪感があったようだが、ナディとシェイゾの話を聞くと、人間のことを知るべきだと、アルビオ達と行動を共にする。


・ウィント・ダーウィン


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊、緑の隊長。


・レン


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊の隊員。前髪が鳥のくちばしのように下ろした男性エルフ。


人間に対する嫌悪感が強く、他者を疑ってかかることが多い気難しい性格。


・族長


エルフの里ヴィルヘルムの族長。


人間と亜人種によって態度が違い、人間に対しては冷たく、頑固な姿勢を貫くが、勇者ケースケ・タナカと面識があり、たまに寛容な対応もする。


妖精王を崇拝しており、人間に対する姿勢の頑なさも妖精王による影響がある。


・エフィ


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊の隊員。可愛い赤いリボンがチャームポイントの金髪ショートヘアの女性エルフ。


エルフの中では珍しく明るい性格の持ち主で、ムードメーカーポジションである。


・ディーガル・アルマウト


ヴァルハイツ王国の将軍閣下。


チリチリの赤茶色の長髪、がっしりとした体格の四十代くらいのおじさま。


無能な国王をのご機嫌取りをしながら、ヴァルハイツの政策関連のほとんどを担当する、実質的にヴァルハイツの全権を担う人物。


亜人種の存在を許すことはなく、絶対人間主義国の象徴ともなっており、国民からも信頼を得ている。


・アポロス・ヴァルハイツ


豚……ではなく、一応ヴァルハイツ国王。


醜くはみ出た贅肉が垂れ下がる下品な身体に国王服を着せたような容姿で、玉座から常に贅肉と異臭がはみ出ている。


かなりの好色家であったが、太り過ぎた影響もあって、奴隷エルフ達をそば付きで働かせている。


というより、誰かの介護なしでは動けないほどの贅沢を貪っており、国の管理をディーガルに丸投げするなど、とても都合の良い傀儡の王。


・ロピス・ヴァルハイツ


豚……ではなく一応ヴァルハイツ王国の王子殿下。


アポロスに負けず劣らずの激太り王子で、かなりの好色家で、王族としての教育などガン無視し、常に女エルフの奴隷を漁り、辱めている。


性格はわがままなガキみたいな性格で、リリアの身体も好き勝手に触り、自分の思い通りにならないと激怒するなど、自己中心的人物。


・ノート


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


黒いフードを被った魔術師のような風貌の片目が義眼の少年。その義眼の正体は魔眼であり、辺り一帯を見通すことができる能力を持つ。


ディーガルに拾われている過去を持ち、父親だと慕っている節がある。


・マルチエス


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


長細い眼鏡に、真っ白な軍服のデザインを模した長身の男性。


「不快だ」が口癖で常に機嫌が悪そうにしており、上手くいかないと辺りに怒鳴り散らすという、一見統率力の無い人物だが、特殊部隊に所属しているところから、その能力が意外に高い。


潔癖症でもある。


・オールド


魔力タイプ・精神型。属性・地。


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


くるみ割り人形のような小柄な女の子で青い軍服に身を包んでいる。


見た目の割に落ち着いた性格で、マルチエスに呆れ果てて会話していた。


・オウラ


魔力タイプ・肉体型。属性・


ヴァルハイツ王国の地下道でバーク達が遭遇した狼型の奴隷獣人。


奴隷で地下道生活から脱出するため、外へ逃げ出そうとするも魔物に襲われるが、バーク達に助けられる。


とてもやんちゃではあるが、奴隷だった影響もあって物分かりがいい部分も持ち合わせている。


・エミリ


魔力タイプ・精神型。属性・火。


ヴァルハイツ王国の地下道でバーク達が遭遇した奴隷エルフの少女。


奴隷で地下道生活から脱出するため、外へ逃げ出そうとするも魔物に襲われるが、バーク達に助けられる。


オウラとは違い、大人しい性格の彼女だが、バーク達の頑張りを見て、行動を起こそうとする頑張り屋なところがある。


・ゲーデル・バラダン。


ヴァルハイツ王国の貴族の子息で、オウラ達の友人。


オウラ達を外へ逃そうと計画を立てた張本人で、地下道でオウラ達と共に、バーク達の保護を受けている。


・ミシェル


ゲーデルの幼馴染で、オウラ達の友人。


・ヨーデル・バラダン


ヴァルハイツ王国の貴族の子息で、ゲーデルの兄。


他の貴族とは違って穏和な考えを持つ、ヴァルハイツでは珍しい貴族。


特に弟想いで、いつも和らいだ優しい表情で話を聞く。


・キリア


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


カチューシャで髪を上げたデコが広い女性。


ゴンドゥバで軟禁中のレイチェルを護衛兼監視をしていた。


・レイチェル・ヴァルハイツ


ヴァルハイツ王国の王女殿下。


国王達とは違い、しっかりとこの国の行く末を案じる真っ当な王族で、軟禁されていた際に知り合った獣神王を頼りに行動を起こそうと考えていた。


・ハイネ


レイチェルの側近騎士。


上から下までフルプレート装備の長身の女性騎士。


訳あって素顔すら見せることができない。


・獣神王


原初の魔人の一人で、狐型の魔物の進化した姿。


見た目は銀髪狐耳の獣人の少女姿で、(ぬし)やじゃろうなどの言動をする、俗に言うロリババアである。


その実力は勿論言うまでもなく、ヴァルハイツに蔓延(はびこ)っている人体兵器をモノともせずに撃破している。


龍神王、妖精王ともに面識がある。


・ムジャナ


リューデンに住む神獣人で、(わし)顔の神獣人。


過去にフェルサを追い出した一人である。


・ヴォルスン


獣人の里であるリューデンの長。


ライオンの頭をした白い聖職者の風貌をした神獣人。


過去にフェルサを追い出した一人である。


・ルミィナ


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


キマイラを使役し、獣人の里を襲撃しようとするも、獣神王にあっさりと倒されてしまう可哀想な女の子。


・妖精王


原初の魔人の一人で、フェアリーが進化した姿。


天空城に住んでおり、神を気取るようにエルフや人間達を見下ろしては、魔力の循環のみ行なっていた。


だがクルシアの陰謀により、その巨体を活かした化け物と成り果て、暴走することとなる。


・アミダエル・ガルシェイル


道化の王冠(クラウン・クラウン)に所属するメンバーで、ヴァルハイツ王国に身を隠しつつも、亜人種を中心に人体実験を行なってきた研究者。


腰の大きく曲がった黒いローブに包まれた老婆で、サソリのような尻尾も出てきたりし、出会う人達が皆口を揃えて、鼻が曲がるほどの異臭を放つと口にする。


かつては魔物学の基礎を提示した権威ある人物として、歴史書に記されてる。


背中に目玉がついた子蜘蛛で会話も行なう。


・サリア


ディーガルの妻。


過去に殺されたが、アミダエルによって蘇生させられた存在。本人であるかは不明。


・エリア


ディーガルの娘。


過去に殺されたが、アミダエルによって蘇生させられた存在。本人であるかは不明。


*8章*


・メリクリス


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊。白の隊長


・アルビス


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊。赤の隊長


・レギンス


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊。青の隊長


・アーキ


エルフの里ヴィルヘルムを守る、エルヴィントの戦士隊。黒の隊長


希少とされているダークエルフの集団リーダーであり、自分自身の種族と力に絶対的な自信を持ち、族長同様、人間に対する融通が効かない。


・ハボルド


ヴァルハイツ王国に属する特殊部隊ジャッジメントの一人。


ディーガルの指示の元、エルヴィントの森からエルフの里ヴィルヘルムを襲撃する任務を任された男性。


ディーガルとは若い頃からのライバルであり、家族を失ってからのディーガルの変わりように、心配している様子も見受けられる。


*9章*


・デューク・タナカ


勇者の子孫の一人で、アルビオの兄。


東大陸特有の赤茶髪の短髪のキリッとした仏頂面の青年。


アルビオが勇者の末裔であると祭り上げられることをきっかけに、幼い頃に冒険者となり、家族とは絶縁関係となっている。


二刀流での戦い方を主流としている。


ヴィにはよくちょっかいをかけては喧嘩している。


・シモン・タナカ


勇者の子孫の一人で、アルビオとデュークの兄。


どこか頼りない印象を覚えるボサ頭の赤茶髪の青年。


弟デュークが心配なのと、その動機に若干の覚えがあり、デュークと共に冒険者となった過去がある。


現在も冒険者として活躍しており、デュークとよく前衛として戦っている。


・ヴィ


魔力タイプ・精神型。属性・水。


デュークとシモンのパーティーメンバー。


被った三角帽子と黒ローブが浮いたように見えるほどの小柄な金髪女性。


・ネイ


デュークとシモンのパーティーメンバー。


ショートヘアの髪型、色素の薄い可憐な顔立ちに動きやすい服装をしているのが特徴的な女性。


格闘家(モンク)であり、華麗な格闘術を披露する。


デュークとヴィの喧嘩をよく、シモンと仲裁に入ったりする。


・リリア・オルヴェール(本人)


魔力タイプ・精神型。属性・火、闇。


自殺用魔法陣でいなくなったとされていたリリア本人。


卑屈的で悲観的な根っからの根暗な性格で、被害妄想も激しく、村のみんなから心配されるほどの自殺を繰り返していた人物。


だがリンナ曰く天才性のある娘だと語っており、実際、こちらの世界と現代世界を事故とはいえ、繋ぐ魔法を開発している。


主な身体的特徴はリリア・オルヴェール(鬼塚 勝平)を参照。


*10章*


鬼塚(おにづか) 勝平(かっぺい)(本人)


主人公の本来の姿。


背が小さく、母似の童顔丸顔の男性。主な性格のプロフィールはリリア・オルヴェール(鬼塚 勝平)を参照。


鬼塚(おにづか) 春美(はるみ)


勝平の母親。


年齢は三十七。好物は海鮮系で特に海老が好き。肉は食べれないほど苦手で、よく君彦と時代劇ものを観るのが趣味の女性。


のんびりしたマイペースなど天然なせいか、勝平からツッコミが入ることがしばしば。


鬼塚(おにづか) 君彦(きみひこ)


勝平の父親。


どこにでもいるサラリーマンだが、こちらも大らかな性格の持ち主で、ど天然の春美とは相性が良かったりする。


八葉(はば) 隆成(たかなり)


鬼塚勝平の友人。


中学からの友人で、ルックスや能力はかなり高く、男性の友人に恵まれなかった過去を持つ。


竹村(たけむら) 慎一郎(しんいちろう)


鬼塚勝平の友人。


幼少からの付き合いの、のっぽ眼鏡。


小野(おの) 大介(だいすけ)


鬼塚勝平の友人。


幼少からの付き合いの、小太り男。


鬼塚(おにづか) 勝平(かっぺい)(リリア)


主なプロフィールは鬼塚 勝平(本人)、リリア・オルヴェール(本人)を参照。


リリア自身の魔法により、鬼塚勝平にのりうつった姿。


とても男の子とは思えない仕草などを取り、友人達に苦笑いされることもしばしば。


・エリン・ラージフェルシア


ラージフェルシア王国の王子。


ファミアの弟であり、男児ということもあり、王位継承権を持つ。


そのためかなりの英才教育を施されているせいもあって、かなり落ち着いた性格をしているが、まだ幼く、経験も浅いためか、実戦的なことには臆病になりがち。


・魔神ベリアル


属性・火、闇。


インフェルが転生した姿。


赤みがかった金髪、紅蓮の如く燃える瞳、美しい白い肌に赤黒く焦げた服装の容姿で、魔人同様、ほぼ人と同じ姿をしている。


戦闘能力に関しては未知数なところがあり、クルシアですら圧倒する実力がある。


・魔神アスタロト


ウィンティスの魔石だった物が、鬼塚勝平の転生術で魔神となった姿。


容姿はクルシアにとても似ており、一人称もワタクシというところから、クルシアとウィンティスに類似する点があるが、当人にはその記憶は一切無く、新たな存在として転生を果たしている。

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