狐視点1
急にアイデア沸いたからかくしかねぇ!
恋愛より、不幸な目に合う主人公を書きてぇんだよぉ!
(*'▽')
さぁさぁやって参りました
あ、自己紹介まだだった、転生して死なない錬金術師やってた獣の狐さんだよ!
ついに狐さんも異世界デビュー!
いや、まぁ前も異世界転生したんだけどさ…
そんな事はどうでもいい!
急にこんな展開になっても見てる人は追いつけないからもちろん説明するよ!
時を遡ること1時間前
「やっと完成したぁぁぁ!」
手に持つのは歯車の組み込まれたスチームパンク風の腕輪
時計からはカチカチと心地のいい音が奏でられる
あぁー、これこれこういうの作りたかったんだよねー
あ、こんなのただロマンを求めたただのガラクタに思うでしょう?
ところがどっこい、そんな事は無くて、なんとこれ異世界と異世界を行き来できる魔法(科学)のアイテムなんです!
凄いでしょう?凄いでしょ!
まぁ、見た目は完全に趣味だから、やろうと思えばスマホ型や体に埋め込んだりもできるわけですけど…
しかし、さっそくこの時空間転送装置を使って別世界に行きたいと思った矢先にあの、ば神様は俺にお使いを頼むわけですよ
「異世界で知能生命体が消えたから至急HELP行ってくれない?」
だとさ
こっちはバイトでやってんじゃねーんだよ!
まぁ、お人よしの自分は?それでホイホイ行っちゃう訳だよ。
そして現在に至るわけだけど
よかった!無事にこれた!
まだ試したことなかったからポケ〇ンDPの謎の場所みたいに空間のはざまに挟まったらどうしようとか考えてたけど、結果オーライ
…と最初は興奮してましたよええ。
知能生命体消えた言うから建物くらいはあるんだろうな、そこを拠点にしようかなって思ってたのに…
いやぁ、あるにはあるんだけど、さぁ…
風化しすぎて今にも崩れ落ちそうな民家が立ち並んでんのよ
しかも中には植物が生えに生えてて、動物とかも住み着いちゃってるし
そしてなにより虫がいる
うわぁ…面倒だけど拠点建てるかぁ…
…………ん?
遠いほうに何か裂け目ができてる
ここから見る限り相当大きそうだけど行ってみるかぁ…
―半径50M圏内の木材、石材を転換―
―脳内で『羽』を設計。それをもとに生成―
―鉄、ガス、プラスチックに変換―
周囲の建物が消えて光となり背中に集まってくる
よし、できた
一応ゴーグルもつけておいて
それじゃ、あの光の下までレッツゴー!
続くといいな(願望)