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皮肉は鉛筆

作者: ラーメン

とにかく読んで下さい。

僕は鉛筆である。

三菱で作られた新品の鉛筆だ。

そして今北海道の文房具屋に置かれた。

ここで僕は1人の少女と出会った。

少女の名前はキングコング。

ちなみにこの少女は日本人である。

キングコングは毎日この文房具屋に来てくれる。

いつも僕を見つめる。

そしてまとまるくんを買って帰る。

そんな日々が11年続いたそんなある日。

少女は中学3年生になっていた。

とても不細工でまさにキングコングだった。

キングコングは二児の母親であった。

そして夫もいた。

夫は79歳らしい。

どうやら援助交際のつもりだったが子供が出来ちゃってできちゃった結婚らしい。

しかし夫は高校生だ。

留年を繰り返しいつの間にか79歳になっていたみたいだ。

僕はその家族に買われた。

僕はおられた。

削られた。そんな日々が続いたある日。喰われた。夫に喰われた。僕は無性にムカついた。だから夫の喉を刺してやった。夫は死んだ。その日から夫の死因の警視庁による調査が始まった。僕は焦った。犯人として疑われたのは僕でなくキングコングだった。キングコングは犯人でないのに認めた。そしてキングコングには死刑判決が出された。死刑執行は明日らしい。ちなみに夫の遺体は庭に埋められた。そして死刑執行日。キングコングは大量のヘリウムガスを体内に注入され酸素不足であの世に行ってくれた。僕はせいせいした。キングコングは馬鹿だ。って僕は思った。しかし僕は怖かった。人間を2人も殺せる力が僕にはあるんだ!!と。結局僕は夫の胃で消化された。僕の鉛筆人生は幕を閉じた。

鉛筆の皮肉さが解ったでしょうか。鉛筆は大切にしましょう。

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