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rakugaki

作者: 凉月

的な電波を受信したので、ストレス発散がてらに落書き。

「右30度! 仰角20度!! ()!!」

 弾雨飛び交う海の上。激しく回避運動をする戦艦大和。その右舷。少女兵として徴用されたばかりの朝顔(あさがお)は、頭上から降ってくる機銃指揮所の声に合わせて引き金を引いた。

 (ガン)連装(ガンガン)機銃(ガンガン)(ガン)唸り(ガンガン)25㎜(ガンガンガン)(ガン)銃弾(ガンガン)(ガン)頭上(ガンガン)(ガン)飛び交う(ガンガンガンガン)アダムスキー型(ガンガンガンガンガンガンガン)宇宙(ガンガン)(ガン)(ガン)吸い込まれて(ガンガンガンガンガンガン)行く(ガンガン)()

 オレンジ色の逆シャワーを浴びた宇宙船は、火を噴いて(ボン!)海に墜落していく(ザバァ!)

「装填!」

 円盤が突っ込んだ衝撃で海水が巻き上がり、防盾(シールド)の付いていない朝顔の機銃座にもろに海水が降り注ぐ。水に濡れた三種軍装が透けて、下着が見えてしまっているが、そんなことなんか気にしている余裕もなく、朝顔は叫んだ。

 その声に合わせて、マガジンに取りついていた少女たちが、一斉に空のマガジンを排出して、機銃脇の弾薬箱からマガジンを取り出しに行く。

 朝顔は、少女たちが迷惑顔で、弾薬箱の(、、、、)横に(、、)寝転がりながら(、、、、、、、)鼻くそを(、、、、)ほじっている機銃長(、、、、、、、、、)をまたいで弾薬を引っ張り出すのを確認する。

「あー、お前ら、総員死に方用意。どーせ地球はもうおわりだぁー」

 機銃やら高角砲やらの砲煙が辺りを包み込み、海水が甲板を洗うなか、流線形やら直線やらで構成された、宇宙船の見本市じみた敵機が謎の動力源で空中を飛翔する一方で、機銃長は完全に動力源を失い、甲板に横臥していた。

「中よし!」

「右よし!」

「左よし!」

 そんな中、朝顔の耳に装填完了の報告が届く。朝顔が、再び機銃の引き金(足もとのペダル)を踏み込もうとした時だった。

 甲板を掠める(SF)ようにして飛んで(映画的)きた敵機が()掃射をかけてきた(機銃の発砲音)()

 血を噴き出して倒れる少女たち。

 煙を噴いて壊れる機銃。

 朝顔は、それでも引き金を引くが、やはり、弾は出ない。彼女の足もとに転がる黄金色の薬莢が、少女たちの血で朱に染まっている。

 見れば、ほとんどの機銃と高角砲が沈黙し、(ふね)も満身創痍だった。人類最後の希望が、潰えようとしていた。地球は侵略者(エイリアン)の手に落ちようとしていた。

 もはや、人類に戦う術は残されていなかった。

 ただ一つ、朝顔の右手に仕込まれたレールガンを除いては。

「こうなれば、仕方ないか」

 展開(ガシャ)()

 充電(ギュゥーン)()

 真っ二つに割れた朝顔の右腕の内部に、異様にメカメカしい二本の金属レールが出現する。そのレールに電力がチャージされ、白銀の雷が迸る。

(って)!!」

 発射(バシュッ)()

 少女の掛け声に合わせて、軽銀(アルミ)の塊である弾丸が、蒼い尾を引きながら飛翔していく。

 弾丸は、跋扈する敵機の間をすり抜ける。

 まるで自動追尾(ホーミング)ミサイルのように、目標である敵の母船に吸い込まれて行き、炸裂した(、、、、)

 母船を中心に、蒼い炎が広がる。

 人類の最終兵器たるその炎は、留まるところを知らずに、瞬く間に朝顔をも飲み込むと、地球全体に広がって行った。

 やっぱり地球は蒼かった。

 この日、地球は焼き尽くされた(滅んだ)

ゼミから還って来た後に、一時間もかけてこんなもん書いて、三十分かけてルビを振り直して、三十分かけて投稿するか悩むとか、何やってんでしょう、自分。


きっとこんな物書いたのは、趣味(大和)と創作(SF的世界観を模索中)と読書(某ニスイの方が書いたクラシック音楽みたいな名前の最後のライトノベル)のせいなんだろうね。

戦艦とレールガンと蒼い火だね。


く、殺せ的な方の続きも近いうちに書きます。絶対に。あと一話か二話で終わります。手許にあるプロットによれば。


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