小説家になろうにおける『感想』について思う事
誰にも読まれなくても構わない。
でも最近感想欄について思ってる事を吐き出したしたくて堪らない。
そんな衝動が抑えきれず筆をとりました。
最近、感想欄に書き込む事が恐ろしい。
重箱つつきの上から目線。こんな素人批評家は言語道断だと私も思う。作者への敬意も忘れるべきではない。それだって当たり前の事だ。
けれど、
『あのキャラクターが死んでがっかり』
『○○の性格が嫌い』
『○○の行動が変』‥etc‥そりゃ生み出した作者さんからしてみれば「可愛いウチの子に文句付けないでよ。腹立つなー。」ってなもんでしょう。
けどね、こういった負の感想も読者がその物語に入り込んだ証拠の一つであり、
『あのキャラクター大好き』
『○○の性格が好き』
『○○の行動に凄く共感できる』
‥etc‥といった正の感想と同じ様に、それもまた読者の感想な訳ですよ。それらは決して作品そのものを否定している訳ではなく、その作品を読んで感じた事、感情移入したからこその『感想』の一つだったりするのです。
けれど褒めたり応援したりする感想のみ、正しい感想だとする風潮が最近蔓延している気がするのです。作家も読者も同様に‥
作品に対してその作者は神です。けれど読者に対しては神ではありません。そこら辺を作家は、いや作家だけではなく読者もですが勘違いしていないでしょうか?
ほんの一部のおかしなクレーマーだけでなく、
否定的な感想を述べる読者も『敵』認定し、自分で架空の『敵』を増やしている気がするのですが、どうでしょう?
感想欄に返事を一つ一つ返している作家さんは立派だと思いますし、一読者として、返事が貰えれば私も嬉しい。
けれど、たわいもない感想に振り回されたり、疲弊し気力を無くしたり、それでは本末転倒というやつではないですか。こちらもそんな作家さんを見てしまうと、気軽に感想は書けなくなってしまいます。
『否定的な感想』は『敵』では有りません。自分以外の自分とは違う考えを持つ他人の『感想』なのです。